サロンを構成するインテリアには、お客さまにどのような時間を過ごしてほしいかという美容師の想いが表れる。そんなさまざまな“心地よい空間”を訪ねよう。
THE STRAMA(東京都港区)
「未完成」がテーマの空間で
自分自身と向き合う時間を提供

どの立場からも愛される空間を目指して
1号店の『STRAMA』同様、『THE STRAMA』がコンセプトとして掲げるのは「未完成」。「ヘアデザインが完成するのはサロンで仕上げたときではなく、お客さま自身が自宅でスタイリングしたとき」という考えのもとサロンワークを行っており、そのコンセプトに合わせて、単管パイプやべニア板といった建築資材をあえて残すことで、まるで工事途中かのような内装に仕上げている。
そんな空間でお客さまに対しては、「その人ならではの充実した時間を過ごしてもらいたい」と語る代表の豊田永秀さん。お客さまの本当にやりたいことを邪魔することがないよう、雑誌は渡さず、店内のBGMに関しても誰もが知っている曲ではなく、マニアックかつ耳に残らないようなプレイリストの作成を音楽監修のプロフェッショナルに依頼。「音楽に気を取られて集中できない」という状況を回避している。
またスタイリングチェアやシャンプーユニットといった施術に必要な設備は、店長の春宮雅之さんが決定。実際にその場で働く人が考えるからこそ、より実用的な選択ができるし、店自体への愛着も湧くという。
理念を追求する経営者としての目線。居心地の良さを求めるお客さまの目線。利便性を重視するスタッフの目線。これら全てをかなえる空間であるからこそ、『THE STRAMA』は誰からも愛される存在になるのではないだろうか。
存在感と違和感を放つデザインパネル

「未完成」を象徴する建築資材

店内の全てを映す巨大な鏡


住所:東京都港区南青山4-17-51 エストラルゴ表参道1F
セット面:7席
スタッフ数:7人
路面店でありながら外からサロン内が見えないつくりが特徴。来店へのハードルを少し上げることで、ミステリアスな魅力を演出している。



