I.D.2020in final stage
結果発表
開催概要
日時:2020年2月18日(火) 場所:東京国際フォーラムヘア&ファッションを競い合う、熱き1日
ルベル/タカラベルモント(株)(吉川秀隆会長兼社長)主催の『I.D.2020』は、理美容師のステップアップを図るためのコンテスト。題されるテーマに沿ったデザイン表現で競う「デザインアワード」「メンズデザインアワード」「ユースデザインアワード」。技術の正確さや美しさで競う「ウィービングアワード」「ワインディングアワード」の5つの部門があり、国内外11カ所で行われたエリアステージ(予選)を勝ち抜いたファイナリストたちが、2月18日(火)東京国際フォーラムに集結し、頂点を目指してしのぎを削った(ユースデザインアワードのみ予選で完結)。
「デザインアワード」「メンズデザインアワード」のファイナルステージのテーマは、「DISCREET LUXURY 控えめな中にも主張する存在感」。エレガントな女性像への回帰が始まっている世界のモードの流れから設定され、ファイナリストたちはテーマに沿って、競い合った。無駄を削ぎ落とし、洗練されたデザインを求められるテーマだからこそ、繊細で素材本来の美しさが浮き上がる作品が評価されたようだ。
デザインアワード
阿部 力[VeLO/vetica]
見たことがないバランスへの挑戦で
掴んだ念願の頂点
赤井 めぐみ[coyen]
ドラミ[RoLLy hair design]
氏川 りの[niko hair]
ヨシダ ノリヒロ[atelier110]
中島 早貴[HURRAH AND THINGS]
深水 美侑[grace]
西牧 ひかり[SNIPS DOES]
メンズデザインアワード
矢崎 由二[LIPPS]
優勝は結果でありゴールではない
さらなる高みを求めて邁進
今大会のデザインテーマを踏まえた上で「コネクト」という自身のテーマを設け、ヘアスタイルとファッションを落とし込みました。一見控えめに見えるヘアのディテールやファッションアイテムも、組み合わせることで人の目をパッと引くようなルックへと昇華できることを表現した作品です。今回は優勝できてとても嬉しい反面、シェービングが甘くなってしまったなどの課題も残りました。優勝はあくまでも結果であり、ゴールではありません。もっともっと良いヘアデザインをつくれるように、これからも精進するのみです。
前田 歩夢[CARTA]
日笠 蓮[essensuals by TONI&GUY]
川田 愛恵[uka]
ワインディングアワード
國樹 杏梨[FACE。石川町]
一頭一頭を本番のつもりで練習
大会に向けた練習では、短い時間で質を上げることにフォーカスし、「優勝するんだ」と強い気持ちを持って一頭一頭を本番のつもりで取り組みました。また同じミスをしないように、注意点をメモし、それを(ウィッグの)横に置いて見ながら練習をしました。私は不器用で、人の何倍も努力をしてやっとできるようになるタイプなので。サロンではスタイリストデビューに向けてがんばっていきます。カットコンテストにも挑戦して、いつかお客さまが周りの人に「こんなすごい人に切ってもらっている」と自慢できるような美容師になりたいです。
松林 大暉 [NAP hair]
佐々木 瞳 [Lui.ALORO]
吉川 真央 [CA’SHA SAVOY]
ウィービングアワード
丸山 千恵[NATURAL8]
ラストチャンスで掴んだ栄冠
私が本大会に参加するのは5回目で、今回が出場できる最後のチャンスだっため、自分の名前が呼ばれた瞬間は、嬉しさはもちろん、「やっと獲れた」という安堵感が強かったです。この5年間、ウィービングアワードに挑戦し続け、練習を積んできたことで、私は自信を持って「ウィービングが得意」と言えるようになりました。これからはこの技術で、多くのお客さまを幸せにしていきたいです。そして、大会を通して、「努力をし続ければいつかは報われる」ことを学べたことも大きな収穫でした。コンテストは美容師としてステップアップできる良いチャンスなので、多くの美容師さんたちに参加して欲しいですね。
久保 奏実 [モリオフロムロンドン]
近藤 志保 [chitose美容室]
テーマの「ディスクリート ラグジュアリー」は、新しいことに挑戦していこうという意味に捉えました。そこで得意なショートではなく、あえて長めのスタイルで挑みました。新しい髪型、誰も見たことがないバランス、自分自身もびっくりしてみたいという気持ちで臨みましたが、普段通りではないことをやるのは恐く、いつも以上に緊張しました。だから、ゴールドプライズをとれて嬉しかったです。これからもコンテストにチャレンジしますし、撮影も沢山やりたい。いつか「何者か」になれるように、努力を続けていきます。