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彼女がもしパーマをかけたなら彼女がもしパーマをかけたなら

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photo_Yusuke Matsuyama [chiyoda studio]
styling_Saori Ito

ニューエバーロッド製造元 安元化成株式会社

パーマをかけた髪は、柔らかく揺れ、弾み、顔にかかったかと思えば、離れたり。そんな移り気な髪の動きが、女性を最高にドラマティックに見せてくれる。それは、どんな高価なアクセサリーだってきっとかなわない。

hair design & make-up_Masahiro Takada [HEARTS]
ブラウス ¥33,000/LIVIANA CONTI(アノア)、ピアス各¥15, 000/archiv(eden design)

hair design & make-up_Shintaro Ishihara [HEARTS]
ニット ¥38,000/LIVIANA CONT(I アノア)

解 説髪に“動き”を宿す
『HEARTS』のパーマテクニック

髪の柔らかな動きは、女性の魅力を際立たせる。しかし、一般の人にとっては自分で髪を動かすのは難しい。動きが出づらい髪質の人はなおさらだ。そこで今回、『HEARTS』高田さんと石原さんが「猫っ毛」と「クセ毛」に動きを与えるパーマスタイルを披露してくれた。ここではそのテクニックを紹介する。

(左)たかだ・まさひろ/1977年生まれ。埼玉県出身。日本美容専門学校卒業後、東京・原宿の『HEARTS』に入社。現在、同店店長を務める。

(右)いしはら・しんたろう/1977年生まれ。福岡県出身。福岡美容専門学校卒業後、同県内1店舗を経て上京し、東京・原宿の『HEARTS』入社。現在、同店副店長を務める。

猫っ毛ショート×パーマ

Before

硬さ:
軟らかい
太さ:
細い
量 :
やや少なめ
クセ:
直毛。ペタっとしやすく、ボリュームを出しづらい

Cut base

レイヤーでカールが動く隙間を仕込む

ベースはショートレイヤー。動きが出にくいトップからしっかりリッジのあるカールを付けていき、空気を含んだような軽やかなパーマスタイルを目指す。フロントのみグラデーションにカットして、マッシュ風の丸みをつくってデザインポイントに。

Technique

  • 1

    レイヤーの動きを生かしながらつぶれがちなトップに動きをつけたいので、そこから巻いていく。まず、バック側のトップを根元まで平巻き。

  • 2

    同様にして、オーバーからミドルまで頭の形に合わせて平巻き。バックを巻き終えたら、バックサイドも同様にオーバーから平巻きする。

  • 3

    アンダーは、ピンパーマで襟足に沿うような毛流れをつくる。ネープはややクセがあるので、巻かずに残しておき、パーマをかけた後にカットで整える。

  • 4

    フロント側のトップを根元まで平巻き。同様にしてバングも巻くが、顔周りは残しておく。

  • 5

    フロント側のトップを根元まで平巻き。同様にしてバングも巻くが、顔周りは残しておく。

  • 6

    顔周りは、ピンパーマで額に沿うような毛流れをつくる。

Recipe

1液(システアミン系)を付け巻き→12分放置→中間水洗→2液塗布→5分・5分の2度付け→水洗

使用ロッド

  • トップ、オーバー、
    フロント上から2段目まで

    『ニューエバーロッド
    F型ウインディ』
    (抜き窓付き)

    青/15ミリ、薄オレンジ/13ミリ、ピンク/ 12ミリ

  • それ以外

    『ニューエバーロッド
    F型』

    青紫/14ミリ、薄オレンジ/13ミリ、ピンク/12ミリ、ベージュ/ 11ミリ、水色/10ミリ、青緑/9ミリ

クセ毛ボブ×パーマ

Before

硬さ:
硬い
太さ:
ふつう
量 :
多い
クセ:
根元は前方への、襟足は立ち上がる生えグセあり

Cut base

高めの段差設定で丸さと軽さの両立する

ベースは前下がりのグラボブ。カールが毛先に溜まって重たい印象になるのを避けるため、グラの段差は高めに設定し、表面にはレイヤー入れる。根元は生えグセを生かしながら丸く立ち上がるように、中間~毛先には凹凸があるウエーブができるようにパーマをかける。

Technique

  • 1

    ふんわり立ち上がる丸みのあるフォルムを目指すため、トップから巻いていく。まず、バック側のトップを根元まで平巻き。

  • 2

    そのままアンダーまで同様に巻いていく。ミドルからは抜き窓付きの『ニューエバーロッドF 型 ウインディタイプ』を使用。

  • Point
    今回、耳上は根元から毛先まで均等にリッジを付けたいので、薬液が毛束全体に浸透しやすい抜き窓付きの『F 型ウインディ』が最適。逆に、毛先にしっかりリッジを付けたい耳下は、薬液がロッド内側に溜まりやすい抜き窓なしの『F型』を使用する。
  • 3

    バックサイドも1、2と同様に、オーバーから頭の丸みに沿って、生えグセに合わせながら平巻きする。

  • 4

    サイドを上から巻いていく。他と同様、根元まで平巻き。トップのみ、前方に引き出して巻き、分け目がくっきりつかないようにする。

  • 5

    最後にフロントを、根元まで平巻きする。

Recipe

1液(システアミン系)を付け巻き→10分放置→中間水洗→2液塗布→5分・5分の2度付け→水洗

使用ロッド

  • バック~バックサイドの
    耳上まで

    『ニューエバーロッド
    F 型ウインディ』
    (抜き窓付き)

    オレンジ/23ミリ、黄緑/17ミリ

  • それ以外

    『ニューエバーロッド
    F型』

    オレンジ/23ミリ、黄緑/17ミリ、青/15ミリ、薄オレンジ/13ミリ、ピンク/12ミリ、水色/10ミリ、青緑/9ミリ、薄紫/8ミリ

お問い合わせ先:ニューエバーロッド製造元 安元化成株式会社
Tel.048-284-7411

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