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NBBAオンライン特別セミナー「テラサイクルから学ぶ、リサイクル/リユースのススメ」

 全国理美容製造者協会(以下NBBA、吉川秀隆会長)は、2月15日(火)13時より、NBBAオンライン特別セミナーを開催。講師としてテラサイクルジャパンおよびLoop Japan代表のエリック カワバタ氏を招き「~捨てるという概念を捨てる~ テラサイクルから学ぶ、リサイクル/リユースのススメ!」をテーマとした講演を行った。

理美容業界も目を背けられない環境問題への取り組み

 同セミナーはNBBA交流委員が主導となり、毎回、理美容業界の課題となりうる題材をピックアップ。その分野の第一人者を講師として招き、受講者の教養を深めている。

 今回テーマとして取り上げられた「テラサイクル」は、物を棄てるという概念から脱却し、これまでリサイクルが不可能と思われていたものを可能としていく取り組みのこと。この日の講師を務めたエリック カワバタ氏が所属する米・テラサイクル社は、行政や企業との連携により、その仕組みを構築し、持続可能な事業としての確立を目指している。

 カワバタ氏は現在、アジア太平洋統括責任者として、日本をはじめアジア諸国におけるテラサイクル、およびリユースの普及活動に尽力している。

 冒頭のあいさつでNBBA運営委員長の佐々木大輔氏は「サロン業界において環境や廃棄物の問題は身近であり、これからさらにそういう意識は大きくなっていく。今回のセミナーを経てテラサイクルがどういうものかを知り、一人ひとりができることは何か、気づきのきっかけとしてほしい」と趣旨を説明した。

理美容業界も目を背けられない環境問題への取り組み
▲カワバタ氏が紹介した美容サロンにおけるリサイクル活動の一例。

 カワバタ氏は講演において、テラリサイクル社が手掛けている事業やリサイクルの変遷について紹介した上で、金銭や人的コストの面から、活動を持続させていくことの難しさを説明。協力企業を募るには何らかのバリューを生じさせることが最も重要であり、同社においては創造力やイノベーションによる事業のデザイン性創出にも注力していることを伝えた。

 テラサイクルの事例として、公園のベンチや遊具、オブジェや玩具など、デザインチームのアイデアによって採用範囲が大きく広がっている様子を写真や動画、資料を使って提示。直近では、プラスティック容器の回収・リサイクルによって東京2020オリ・パラの表彰台をつくったり、化粧品メーカーが参画したリサイクルプロジェクトが厚生労働省に推奨されたりするなど、テラサイクルを軸とした大きなムーブメントが生まれていることに期待感を寄せた。

 その一方でリサイクルだけでは廃棄ゴミはなくならいとの問題点も指摘。特に日本は廃棄プラスティックの排出量が多く、東南アジアに輸出しているという現状にも言及。リユースのプラットフォームとなる「LOOP GROBAL ECOSYSTEM(ループ グローバル エコシステム)」における、容器再利用のオペレーションモデルの説明も行った。

 同システム下において、容器の耐久性を高めることでリユースの回数を増やし、1回当たりの洗浄コストを低下させてゆくフローについて解説。リユースを考慮して高耐久に開発された容器のみならず、既存の製品でも耐久性の高い容器は少なくないと、その可能性も示した。

 カワバタ氏の講演後には質疑応答の時間が設けられ、「エコへの意識をどのように高めていくか」「各プロジェクトに参加は可能か」など、多数の質問が投げ掛けられるなど、環境問題への関心の高さが窺えた。

2022.03.02
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