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これはけっこう楽しいかもしれない、VRによるヘアカラーシミュレーション体験、実はこんなことにも貢献

 デジタルによるヘアスタイルやヘアカラーのシミュレーションの技術は日進月歩で精度を高めており、実際に体験してみてその違和感のなさに驚かされる。
 ㈱マンダム(西村 健代表取締役 社長執行役員)はこのほど、AR・AIの技術を使ったバーチャルシステムの開発を手掛けるパーフェクト㈱(磯崎順信代表)より提供を受けた「AIバーチャルヘアカラー(髪色シミュレーション)」を、自社が展開するヘアカラー3ブランドに採用。そのことにより、サスティナブルにへの取り組みを促進するという。

年間約1.5トンのプラスチック使用量を削減

 AR・AIの技術を使ったバーチャルシステムの開発を手掛けるパーフェクト㈱はこのほど、「バーチャルヘアカラー(髪色シミュレーション)」機能のブラウザ向けモジュールを㈱マンダムが展開するヘアカラー3ブランドに向けて提供。それがマンダム社のサスティナブルに対する取り組みに貢献するのだという。

 美容業界とファッション業界でデジタルトランスフォーメーション(DX)を奨励するパーフェクト㈱は、ARビューティアプリ「YouCam メイク」を筆頭に、高度な顔認証技術とAI技術によるメイクやアクセサリーのバーチャル体験のサービスを提供する企業として注目を集めている。

 累計9億ダウンロードを超えるビューティーアプリシリーズの開発と、コスメブランドやファッションブランド、 小売店向けに高度な顔認証技術とAI技術を利用して開発したメイクやアクセサリーのバーチャル体験をサービスとして提供している。

 このほど「AIバーチャルヘアカラー(髪色シミュレーション)」機能のブラウザ向けモジュールを、、マンダムが展開するヘアカラー3ブランド、「ギャツビー」14色、「ルシード」8色、 「ルシードエル」6色に対応。店頭商品棚に設置される紙製POPのQRコードをスマートフォンで読み込ませることで、各ブランドサイトへアクセスし、画面に映る自分の髪でヘアカラーのシミュレーションを行うことができるようになった。

 そのヘアカラーシミュレーションとは、どれほどの精度であるのか、以下のURLからデモ体験できるので、書面で説明するよりも伝わりやすい。

◆髪色シミュレーションデモ体験はこちら
https://www.perfectcorp.com/ja/business/showcase/hair-color

年間約1.5トンのプラスチック使用量を削減
▲デモ体験版のメイン画面

 ロマンスグレーとは程遠いまだらな白髪状態の自分も、染めた方がいいだろうか? どんな色が似合うだろう? ということでやってみた。


▲before
人様にさらすほどの顔ではないのでマスク着用のままで失礼。

   

 というように、似合う似合わないは別として、どんどん違う色を試したくなるヘアカラーシミュレーション。ユーザーとしては、洋服の試着室的に施術前に、失敗しないための色みの検討をできるという、とてもありがたいハイテク技術で、便利だし結構楽しい。

 ただ、それだけではなく、マンダムはこの導入により、これまで販促において色見本としてきた「プラスチック製毛束トレイ」の供給を中止。同社の調べてでは、年間約1.5トンのプラスチック使用量が削減されるのだという。

 これはマンダムのサステナビリティ戦略におけるマテリアリティの1つ「持続可能な地球環境への取り組み」の一環であり、同社は今後も環境・社会課題の解決に向けた取り組みにから、企業価値の最大化を目指す。

2022.04.04
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