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㈱ミルボン、プラスチック量を大幅削減の新形状のヘアカラー剤新キャップを採用

 美容室向けヘア化粧品メーカーの最大手である㈱ミルボン(佐藤龍二代表取締役社長)は、バージンプラスチック使用量削減の一環として、2022年6月に発売予定の新ヘアカラーブランド「ENOG(エノグ)」のパッケージに、新形状の小型化キャップを採用。従来の同社ヘアカラー剤キャップとの比較で、プラスチック量約54%の削減を実現した。

新ブランド「ENOG」を皮切りに順次展開、サステナブルな容器の採用を推進

 ミルボンは、ヘアデザイナーを通じ、美と心の豊かさに繋がる美容産業の創造より、持続可能な社会の確立に注力。その一環である自然環境負荷軽減のための取り組みとして、小型化したヘアカラー剤キャップの採用により石油由来バージンプラスチック使用量の削減を推進している。

 小型化キャップの開発に際しては、従来品の開けやすさを維持しながらも、1個あたりの使用プラスチック量を3.5gから1.6gへと、約54%の削減に成功した。

新ブランド「ENOG」を皮切りに順次展開、サステナブルな容器の採用を推進
▲新ヘアカラーブランド「ENOG]

 新キャップは「ENOG」以外のヘアカラーブランドにも順次展開していく予定で、同社全商品出荷量の40%を占める(2020年度実績)ヘアカラー第1剤全ての新形状キャップへの変更が完了すると、年間約55tのプラスチック量削減が見込まれる。これは同社の国内生産品におけるプラスチック使用量の約5.9%に当たるという(2020年度ミルボンゆめが丘工場生産実績に基づくプラスチック使用量比率)。

 同社は今後も、プラスチック削減をはじめ、自然環境負荷軽減を目的としたさまざまな取り組みを推進していくとの意向を表明している。

【参考:自然環境負荷軽減のための取り組み事例】
・2021年9月29日 リリース
『つめかえパックの「水平リサイクル」を目指して、全国に先駆けたプロジェクト「神戸プラスチックネクスト~みんなでつなげよう。つめかえパックリサイクル~」に参画』
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000028306.html

・2021年8月20日 リリース
『廃棄予定のエゴマ葉から抽出された頭皮環境改善効果の高い新規原料を採用~SDGs貢献と高効果の両立を実現~』
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000028306.html

「ENOG」  

「ENOG」は、「美容師の創造意欲をかきたて こだわりのデザインを創ることが出来る」ことをコンセプトとした新しいヘアカラーブランド。絵の具のように自在な色表現で唯一無二のヘアカラーを実現させる、アルカリカラーと塩基性カラーを含む全5ライン・53色で、2022年6月に発売を予定。

2022.04.21
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