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全美商連 近畿ブロック総会が2年ぶりに開催、菊池浩市全国理事長は就任後初出席

 全国美容用品商業協同組合連合会(以下、全美商連/菊池浩市理事長)・近畿ブロック(小西隆雄ブロック長)では、6月26日(日)16時30分より、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪において、コロナ禍以降、2年ぶりとなる全美商連 近畿ブロック総会を開催した。

大阪美容器具卸商協同組合の定款を変更、今後は近畿ブロックとしても機能

 総会は大阪美容器具卸商協同組合の吉田祥隆副理事が司会進行を務め、まずは小西ブロック長があいさつ。同ブロック長は各理事と参加商社・メーカーに向け、積極的な出席に対する謝辞を述べた上で、「全美商連には9ブロックがあり、近畿ブロックもその1つ。以前は、大阪の他に、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県の各単組で組織していたが、大阪以外の各協同組は解散となった」と現状を報告。

 それに伴って前出・大阪単組の定款を変更し、大阪の他に京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、そして近畿以外では高知県の各地区に事業所があるディーラーが加入できることになった旨を説明した。

 

大阪美容器具卸商協同組合の定款を変更、今後は近畿ブロックとしても機能
▲開会のあいさつで、大阪府単組の定款変更について説明する小西隆雄近畿ブロック長。

 続いて、来賓として出席した全美商連本部より菊池理事長があいさつに立った。菊池理事長は「昨年5月から、蒲生 茂前理事長より新理事長のバトンを受けましたが、コロナ禍の就任であったため、ブロック会議への参加は初めて。530日・31日の第9回アジアビューティエキスポでは、コロナの終息が見られない中、3万人を超える来場を記録し、無事開催することができたこと、改めて来場者の皆さまをはじめ関係各方面の方々に対する感謝の思いでいっぱい」と大仕事の後の心情を述べ、「元気な日本の美容業界が戻ってきたと確信した。本日は近畿ブロックの方々と情報交換しながら親睦を深めたい」と今後の取り組みへ向けての意欲を示した。


▲全美商連本部からの来賓として招かれた菊池理事長があいさつ。

 議事は、須山裕二理事議長の任を受けて、以下の通り進行。
▽第1号議案「全美商連報告」菊池理事長/①昨年5月に本部役員改選が行なわれ、5名の新執行部と全国から8名の理事、2名の監事で新体制を構成。②組織構成は、全国9ブロック、協同組合数30と組合員数132、賛助会員54社、③新体制のもと情報共有化の促進を目的に、昨年から「LINE WORKS」を導入。「新執行部」「理事」の各グループを作成し、コロナ禍でもスピーディに情報を交換。将来的には全国にネットワークを広げる、④全美商連事業の3本柱、➊アジアビューティエキスポ(4年に1回の開催)、➋ビューティユニティフェスティバル(1回年末に実施)、➌「USEN(年間1,200件契約、月間100契約を目指している)の商材連携を推進、について詳細を報告。

【第9回アジアビューティエキスポ開催報告】
テーマ/HOW ARE YOU?(元気だった?)」
展示ブース/155社・団体全体502コマ
ステージ数/ブルーステージ22、レッドステージ17、グリーンステージ24 計63ステージ
来場者数/2日間合計30,138人(1日目15,861人、2日目14,277) 内訳=一般20,791人(約70%)、学生6,247人(20.7%)、ディーラー1,121人(3.7%)、メーカー1,449人(4.8%)、ジャーナル約200人(0.7%)
チケット販売/中間報告としてプラチナパスは完売、ゴールドパス目標に対して約半分、スチューデントパスは目標に対して120%達成、オンラインパスは未集計(実数1,200)、約2万枚弱の販売と予測。
オンライン視聴/視聴数 1日目4,294PV2日目3,633PV 合計7,927PV

菊地理事長のコメント「特にはチケット販売に苦労。もう少し理解を深めていただくことでかなりの動員が得られると感じた」

【ビューティユニティフェスティバル】
 昨年2年ぶりに再開し、スクラッチ形式で1万セット完売。ポスター5千枚完売(年末の店販キャンペーン向け)。

【「USEN」の商材連携】
 理美容室と飲食店の利用を目的に契約すると直接の売上にはならないが、手数料が収入が見込める。ポイントは光回線を通じてNTTと同じ業者を使ってNTTより安く光回線が引けるところ。手続きが約1か月半~2ケ月かかるため、サロンオープン前のタイミング想定が必要。契約するとQRコード決済ができる。美容室の新規オープンには必ず利用するものなので紹介して契約をとることで手数料が入る。また、契約すると店舗保険が完備されている点も大きなメリット。販促のチラシはUSENで作成。

▲会員のほか、メーカー、商社の参加もあり総会が行われた。

 第2号議案「ブロック会報告」、第3号議案「令和3年度会計報告」、第4号議案「単組報告」については、小西ブロック長がまとめて発表。それによると、近畿ブロックは前述の通り、大阪美容器具卸商協同組合と同一組織となったが、コロナ禍の2年間は、事業活動を行っていなかった。会議は、近畿ブロックが総会を含めて17回、大阪単組が理事会・執行部会・通常総会として7回開催。現在、大阪美容器具卸商協同組合の会員は、大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、高知県より9社が加盟している。

 単組報告の中で事業としては、「第9回アジアビューティエキスポ」に会員27社が参加し、その交通費を補助。年末のキャンペーンとして展開した「ビューティユニティフェスティバル」は、箱に入ったスクラッチカード式と宝くじ方式のWチャンスを1セットとした100枚綴りのくじを全1,370セット、年末営業用ポスター1,140セットをそれぞれ各販売したことを報告。

 いずれの議案も全会一致で承認され、総会は閉会となった。その後、懇親会へと続き、全参加者の親睦が図られた。

2022.07.21
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