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親子セミナー「“毛のヒミツ”が教えてくれるホッキョクグマはなぜ北極に住める?」

 理美容、エステティック・ネイルの総合メーカーであるタカラベルモント㈱(吉川秀隆代表取締役会長兼社長)は、地方独立行政法人天王寺動物園(向井猛園長)と共同で、7月21日(水)、小中学生とその家族向けに「“毛のヒミツ”が教えてくれるホッキョクグマはなぜ北極に住める?」と題した無料セミナーを、同園内にある「TENNOJI ZOO MUSEUM」だいしんワクワクホール小で初開催した。当日は、午前の部に41人、午後の部に47人の合計88人が参加した。

夏休みの自由研究にと、親子が真剣に受講

 同セミナーは、未来を担う子供たちに、寒さに適応したホッキョクグマの「毛」の秘密を知ってもらい、身近にある「毛」をきっかけに、近い将来、北極の氷とともに絶滅の危険性が指摘されているホッキョクグマや、取り巻く環境問題について考えてもらうことを目的に実施したもの。

 主に以下の3つの内容で構成された。
①これまでの研究成果や天王寺動物園のホッキョクグマのイッちゃん・ホウちゃん親子の毛の秘密について/タカラヘルモント㈱化粧品研究開発部の荒井佑香氏
➁生育成功率20%未満と言われるホッキョクグマの妊娠・出産秘話/天王寺動物園動物飼育専門員・油家謙二氏
③地球温暖化がもたらす、ホッキョクグマの“いま”/獣医の図師尚子氏
 3氏の語り掛けるような講話に、子供たちは真剣に聞き入り、筆記をとる姿がうかがえた。

 当日は、参加者全員に天王寺動物園限定のホッキョクグマ缶バッジをプレゼント。希望者には親子の髪の輪切り写真を用いた「毛髪記念撮影写真」に、タカラベルモント研究員によるヘアケアアドバイスを添えたメールの送信サービスも実施。

 また、本物のホッキョクグマの毛の展示やライオンのヒゲの顕微鏡体験ができるコーナーも設置するなど、夏休みの自由研究に役立つ資料を提供した。

 なお同社は、“動物の毛”について天王寺動物園との共同研究をする中で、ホッキョクグマの毛の芯部が空洞になっていることを確認。北極圏を生きていく上で重要な役割である「保温」に役立っているという。その観察には、人間の毛髪の芯部『メデュラ』の構造を世界で初めて解明した毛髪縦切り技術を採用。“動物の毛”の研究が、同社のヘアケア技術にも活かされることも、子どもたちに伝えられた。

夏休みの自由研究にと、親子が真剣に受講
▲ホッキョクグマはなぜ北極に住める? などの話に参加親子は興味津々。
夏休みの自由研究にと、親子が真剣に受講
▲ライオンのヒゲを顕微鏡で見る子供たち。
2022.07.29
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