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増補版発刊『美容師が知っておきたい薬剤成分用語まるわかりBOOK』の使い方

“薬剤成分の虎の巻”『美容師が知っておきたい薬剤成分用語まるわかりBOOK』の発行から5年、最新用語を追加した「増補版」が3月25日に発売。医薬部外品の成分表示を見ただけで、薬剤の特徴が理解できるようになる、本書の使用法を改めてここに紹介する。

薬剤成分約2000語の役割が分かる本

　美容学校のケミカル授業で、医薬部外品の定義や使用される薬剤成分について、学ぶ機会はあったかもしれないが、座学により知識を掘り下げるよりも、技術力を高めることに夢中だったという美容師の方は決して少なくないだろう。そして、薬剤成分について、もっと勉強をしておけばよかったと感じている方はどれだけいるだろうか。

　最終的にものを言うのは技術力化もしれないが、薬剤の知識を備えていることで、デザイン提案の幅が広がったり、髪を自在にコントロールできたり、自身のサロンワークの質を高めることは確か。『美容師が知っておきたい薬剤成分用語まるわかりBOOK』は、医薬部外品の成分を知り尽くしたいと考える美容師とっての助力となる、ケミカルの参考書と言えるだろう。

　その誌面は、国語辞典のように至ってシンプル。医薬部外品で使用される成分の名前の始まりで「カタカナ」「漢字」「英字（ギリシャ文字）」「数字」の4種で分類して、五十音順、アルファベット順、昇順で列記。各成分には表示名称に加え、性質・特徴の説明、染毛剤・パーマネントウエーブ剤それぞれの薬剤における役割と得られる効果や質感のわかりやすい表現、そして化粧品表示の場合の名称の項目がある。