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美容業界のSDGsを啓発、2023年度 全国美容週間実行委員会が華麗に幕

 9月4日「くしの日」を軸とした1週間を美容週間として、美容業界の活性化に向けた活動を行うNPO法人美容週間振興協議会(瀧川裕史理事長)・全国美容週間実行委員会(吉田牧人第45代実行委員長)は、2023年度を締め括るファイナルパーティーを、11月28日(火)18時より、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京で開催した。

第46代実行委員長はPATINA・枝村 仁氏、教育を軸にSDGs

 「SAVE THE BEAUTY」を年間テーマとして、美容業界におけるSDGsへの取り組みについての啓もう活動を展開してきた2023年度実行委員会の吉田牧人実行委員長が、有終の時を迎えた。

 冒頭のあいさつに立ったNPO法人の滝川理事長は「世界を見渡すとまだまだ厳しい状況が続き、たくさんの問題がある中で、吉田実行委員長が掲げたテーマのもとで、美容業界におけるSDGsへの取り組みを社会に向けて発信でき

たことは、業界に人が入ってくる環境づくりにおいて意義のある1年だった」と評価。「若い人の参加も増え、新たな地区実行委員会も立ち上がるなど、地域活動の活性化にも期待したい」と次年度以降への思いも述べた。

 続てい協賛メーカーを代表して、(株)アリミノ・田尾大介社長がねぎらいの言葉を述べた後、第11代実行委員長である同団体・横田敏一副理事長の乾杯発声で宴席へと移行した。

第46代実行委員長はPATINA・枝村 仁氏、教育を軸にSDGs
▲滝川裕史理事長は、吉田牧人実行委員長のSDGsの取り組みを高く評価。

 活動報告に登壇した吉田実行委員長は、会議においてメンバーがマイボトル持参するなど、SDGsへの意識がすこしずつ浸透してきた様子を振り返ったほか、とにかく会合を明るい場にしたいという裏テーマを持って毎月の会議に臨んでいたことを明かし「自分にとって大変有意義な時間を過ごせた。活動が50年、100年と続くよう、できる限りの協力をしていきたい」と引き続き活動に携わっていく意向も示した。

 ビッグコームのバトンを授受する委員長交代の儀式においては、次期実行委員長として、8月29日の「くしの日」イベントでヘアドネーションのデモンストレーションを担当したPATINAの枝村 仁氏が紹介された。ビッグコームを受け取った枝村氏は、2024年の活動テーマに「HIGHQUALITY EDUCATION FOR ALL」を掲げ、吉田委員長が立ち上げたSDGsの取り組みの継続を宣言。「SDGsのセカンドステージとして、具体的な実践は教育にフォーカスし、技術だけでなく、心の教育でつながっていくような形をつくっていきたい」と抱負を述べた。

 なお当日、パーティー開催前には、実行委員会主催のコンテスト「マスターズカップ」が開催され、競技終了後には石田吉信SDGs委員長によるSDGsセミナーで、コンテスト参加者・来場者の意識向上を促した。

▲ビッグコームのバトンは吉田牧人氏から枝村 仁氏の手に。
▲2024 年の実行委員会メンバーも紹介された。

2024 年度活動テーマ
HIGH QUALITY EDUCATION FOR ALL
より良い教育をすべての人へ ~教育で美容の未来を広げる~

2023年から続くSDGsの継続を進めていく為に、だれもが公平に、より良い教育を受けられるように、また一生に渡って学習できる機会を広め、美容業界に携わる全ての人達が共に成長できる『美容週間』を目指していきます。

2023.12.15
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