中野製薬（株）が産業能率大学との産学連携によるマーケティングプロジェクトに参画

大学生による大学生のための「自分発見プロジェクト」

 このほどのプロジェクトでは、同社が約半年に渡り、有志で集まった産業能率大学の大学生10人との連携により、メンズスタイリングについて実施した学内アンケートの結果から導いたペルソナをもとに、「ナカノ スタイリング タント（以下、「タント」）の若年層認知拡大に向けたマーケティング施策を企画してきた。その中で同社は、大学生に対して“「タント」のターゲット顧客におけるブランドの自分ゴト化”という課題を提示。その解決に繋がる施策の実行を促した。

　さらに、プロジェクト進行中に浮上した大学生の希望により、産業能率大学「IVYホール」にてスタイリングの楽しさを体験するイベントを開催。今年1月10日（水）～12日（金）の3日間、「タント」を使用したスタイリングを通して大学生一人ひとりの個性を表現することで、周囲の大学生から「褒めてもらえる」ことにつながる体験を提供した。

▲同大学のホールで実施されたスタイリングブランド「タント」の体験会。

４つのシーンに合わせたヘアスタイルを「タント」のアイテム別に紹介するWEBコンテンツ

 同プロジェクトにおける、スタイリングについての議論では、“自分の髪質やなりたい姿に対して、どのスタイリングアイテムを選べばよいかわからない”という潜在的な課題が存在することが浮き彫りになった。そこで「タント」では、大学生4人をモデルに起用し、4つのシーンに合わせて設定したヘアスタイルを「タント」のアイテム別に紹介するコンテンツとして配信。一人のモデルに対してアイテム別のスタイルを紹介することで、各アイテムの質感やセット力の違いなどを一目で比較することができるなど、製品の選びやすさにつなげる工夫が施された。

▲「タント」の魅力の伝え方を議論する産能大の学生。