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アジア各国のヘアトレンドが渋谷に集結「INTERCOIFFURE ASIA CONGRESS 2024 TOKYO」開催
美容師の国際的組織であるインターコワフュール(以下、ICD)アジアリージョン(柿本榮三アジア会長)は、アジアの加盟各国・地域のヘアデザイナーによるヘアショーをメインプログラムとしたICD アジアコングレスを、4月23日(火)~24日(水)に開催した。
マサ大竹氏がサプライズ出演のレジェンドステージ
4月23日(火)14時より、東京都渋谷区の渋谷ヒカリエホールを会場にヘアショーを開催。冒頭のあいさつで柿本会長は「ICDには、世界的な活動を統括するモンディアル(中央)の他に、各大陸ごとの地域の活動があり、ヘアデザインと技術、文化の交流により、互いのレベルを高めてきている」と組織の概要を説明。「今回は、アジアの各都市で売れているヘアスタイルを東京に持ってきてほしい、との思いから、モデルもそれぞれの国から連れてきてもらっている。アジアの今を楽しんでほしい」とヘアショー開催の意図を伝え、アジア各国・地域会長の紹介へと移った。
当日は、ICDモンディアルのピーター・フィスター世界会長も招かれており、あいさつに登壇した同会長は「ヘアドレッシングという職種には、世界中の女性を美しくしていくという使命がある中で、アジア地域のヘアデザイナーは強いエネルギーを放っており、モンディアルにも良い影響が及んでいる」とアジアリージョンへの期待を述べた。
ヘアショーは、各国の若手メンバーで構成される「ギョームファンデーション」のパフォーマンスで開幕。中国・韓国・シンガポール・香港・台湾の各チームが、それぞれの地域の最旬ヘアデザインを披露した。日本チームは2ステージが設けられ、その1では「Master Barber」と題してメンズスタイルを軸としたパフォーマンスを展開。
その2では、ICD日本会長の大林博之氏をはじめ、計良宏文ファッション委員長、松木宏紀会員が出演し、エスプリ(精神)をテーマに、それぞれの美容哲学を表現して見せた。
そこでフィナーレと思いきや、レジェンドショーとしてマサ大竹氏のサプライズステージがスタート。短時間でいくつものスタイルチェンジを披露し、会場の視線をくぎ付けにした。
ヘアショー後には、アフターパーティーが催され、オープニングではkakimoto armsのスタッフが餅つき大会で場を温め、会場内では縁日に見立てたフード屋台が並ぶ中、参加者は和やかなひとときを過ごした。
翌24日(水)には、13時30分から東京都港区のガモウ青山スタジオでテクニカルセミナーが開かれ、18時からは、東京・六本木にあるグランドハイアット東京でガラパーティーが組まれるなど、濃密な交流で各国同士の親交を深め合った。
なお2025年には、ICDモンディアルの設立100周年を迎えることから、その発祥の地であるドイツ・ハンブルグで記念世界大会の開催を予定。ヘアショープログラムの中で、マルクス・ヘルマン世界副会長が、同大会のプレゼンテーションを展開し、積極的な参加を呼び掛けた。
写真提供:ICDアジアリージョン