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（株）ミルボン×市民団体 魚と子どものネットワークによる、地域の子どもたちと川の環境保全を学ぶ体験学習「水質調査と水辺の自然観察会」第2回開催
美容室向けヘアケア・化粧品メーカーの（株）ミルボン（坂下秀憲代表取締役社長）は、基幹生産拠点である「ゆめが丘工場」の所在地である三重県伊賀市において、市民団体「魚と子どものネットワーク」の協力の下、地域の子どもたちを招いた「水質調査と水辺の自然観察会」を7月20日（土）に開催した。
自然環境と触れ合い環境意識を育む体験価値を提供
ミルボンでは、主力であるヘアケア剤の製造過程やユーザーが製品使用時において、水を使用していることから、事業活動のあらゆる場面で、水は切り離せない存在であると認識。地域に根差した積極的な水資源の保全活動に取り組んでいる。
同イベントは、その一環として企画された活動で、昨年に引き続き2回目の開催。地域の子どもたちの水辺の環境に対する関心を高め、その保護と継承の大切さを伝えることを目的としている。
開催概要
日時／2024年7月20日(土) 10:00～12:30
場所／せせらぎ運動公園となり服部川（三重県伊賀市平田）
主催／（株）ミルボン
協力／魚と子どものネットワーク
参加者／ゆめが丘工場勤務ミルボン社員および家族、魚と子どもKidsクラブ会員児童および保護者、一般公募による児童および保護者（計大人45人、児童22人）
活動内容／簡易試験キットを使った水質調査、タモ網や仕掛けによる水生生物の捕獲・観察、ゴミ拾い
参加者は、服部川を含む木津川の水系や水質について学んだ後、川に入り、タモ網を使って水中の生き物を捕獲。水の冷たさや流れの感触に歓声を上げながら、見つかった生き物とのふれあいを楽しんだ。
今回は、三重県が「絶滅危惧IB類」としてレッドリストに記載しているズナガニゴイも見つかり、服部川の水質の良さと生態系の豊かさを再確認。「魚と子どものネットワーク」メンバーによる生態の解説を聞きながらの観察を終えた後、捕獲した生き物は川に離し、水辺のごみ拾いを実施した。
参加者からは「自然の中で水生生物に触れることができたのはとても貴重な経験だった」「子どもが楽しんで学べる良い機会」として、開催の継続を期待する声が多く集まった。
▲地域ネットワークの解説に耳を傾ける参加者。
▲親子で水生生物とのふれあいを楽しむ貴重な機会。
▲捕獲した生物をじっくり観察した後、川に離した。
▲河川調査の後、周辺のごみ拾いを行い、環境保全にも協力。
地域と取り組む水資源保全活動について
ミルボンでは、各事業地域の水ストレスの詳細把握や、節水、循環利用などの有効活用に注力。中でもミルボングループにおいて水資源の利用が最も多い基幹生産拠点である「ゆめが丘工場」において、積極的な水資源保全活動に取り組んでいる。
■水消費量削減の取り組み
環境負荷軽減の観点から2021年に新たな純水装置を導入後、以前の装置と比較して純水の回収率が20％向上し、製造に使用する純水の使用量が2022年の1年間で昨年対比約2,000立方メートルの削減を実現した。
■排水への配慮
公害を未然に防止し、地域住民の健康と生活環境の保全を目的とした環境保全協定*を伊賀市と締結。毎月、放流水が協定で定められた規制値内の値であるかの分析を第三者機関へ依頼している。日常的な自社内の点検も行い、河川放流と同等の処理基準をクリアした状態で下水への放流を行っている。
*環境保全協定で定められている項目（水質汚濁の防止・大気汚染の防止・悪臭防止・騒音・振動の防止・廃棄物の適正処理）
ゆめが丘工場における取水および排水の実績および水ストレス調査の内容については、同社コーポレートWEBサイト内で「ゆめが丘工場における取水および排水の実績データ」を公開中。
https://www.milbon.com/ja/commitment/sustainability/environment/water.html
2023年度からは、「ゆめが丘工場」がある三重県伊賀市において、市民団体「魚と子どものネットワーク」とともに取り組みを行っている。
2024.08.06
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