(株)ミルボン(坂下秀憲社長)は、2月3日(火)午前10時より、同社の今年度の政策「NEXT VISION 2025」をオンラインで公開した。
坂下社長は、日本における社会的問題の中でも、とりわけ人口減少局面が、美容室経営に「若手美容師の減少」と「客数が減ることによる売上の減少」として大きな影響を及ぼすと指摘。美容室経営においては、①働き手の確保:採用・育成・定着に対する取り組みと、最低賃金の急速な上昇に伴う人件費負担への対応、②客数の確保:顧客にとっての付加価値づくりと、適正なプライシング(値付け)、の2つが最重要課題であると訴えた。
こうした課題に対し、同社は「高付加価値戦略」をテーマに掲げ、
「(製品開発と入店教育などを通じ)業務メニューの付加価値を創造し、その価値に応じた適切なプライシングを行う」
「(付加価値の高い)業務メニューによる感動体験を、知販(店販・物販)市場へつなげる」
「新たなヘアケア購入体験を可能とする『Smart Salon』や、同社公式オンラインストア『milbon:iD』など、知販につながるインフラを構築・整備する」
「化粧品市場においても、美容師ならではの提案で顧客の美容体験を豊かにする」
「主にリアル教育の在り方を見直し、美容師の育成を支援する」
などの施策を行い、美容室経営をサポートしていくと宣言した。

▲美容室の高付加価値戦略へのサポート体制を語る坂下秀憲社長。
2025.02.13