大人女性に提案したい!シンプルレシピでつくる繊細なナチュラルデザインカラー/オノミカ[SHEA]×ティアーズ『ルーモス ダイヤ ヘアカラー』
ナチュラル志向のお客さまに提案するヘアカラーは多くの場合、ブラウンべース。だからこそ、さりげないデザインカラーで心をしっかりつかみたい。『ルーモス ダイヤ ヘアカラー』は、その手伝いをしてくれるヘアカラー剤だ。
◎『ルーモス ダイヤ ヘアカラー』でつくるシンプル&繊細バレイヤージュ
自分だけのこだわりを持ちつつ、ナチュラルなファッションを楽しむ大人の女性には、派手過ぎずとも個性のある、こんなバレイヤージュを提案したい。
hair design_Mika Ono[SHEA]
make-up_Ryona Oda[SHEA]
photo_Yohei Kichiraku[Ornica]
◎color design
ピンク系の残留があった髪に対し、残留の赤みを消しながら染め上げたナチュラルなバレイヤージュ。エアタッチで色の境目をぼかしながら、大人の落ち着きとおしゃれさを両立させている。
レイヤーのカットラインに合わせたスライス取りで、自然な色の重なりを演出。髪を動かしたときにもブラウンとハイライトがなじみ、ナチュラルなイメージをつくり出している。
◎technique
実際に『ルーモス ダイヤ ヘアカラー』を使ったデザイン技術を詳しく見ていく。シンプルなレシピと小ワザの効いたテクニックを組み合わせ、「大人のナチュラルバレイヤージュ」を実現しよう。
Before
髪質はやや硬めでやや太め。全体に、広がるようなウエーブ状のクセがある。パープル/ピンク系のヘアカラーが退色し、中間~毛先に赤い色素が残留している。カットベースは前上がりのミディアムレイヤースタイル。エアタッチを想定し、スライドカットで隙間をたくさんつくっている。
Plan
カットラインに合わせ、前上がりにスライスを取り、パネルを45度前に引き出してブリーチによるバレイヤージュを施術。ホイルの枚数を少なくし、次回施術にも対応できるようにしている。ベースは、ベージュとアッシュをミックスし、毛先だけ補色のバイオレットをプラス。
【使用薬剤】
【A】(ブリーチ)/『ルーモス ダイヤ パウダーブリーチ』:『クレバー ファイバーグルー+1』=20:1+『ティアーズ デベロッパー』6%(2倍)
【B】(ベース 根元)/『ルーモス ダイヤ ヘアカラー』9Be+9A=2:1+『ティアーズ デベロッパー』3%:6%=1:1
【C】(ベース 中間~毛先)/『ルーモス ダイヤ ヘアカラー』(9Be+9A=2:1):Vio6=10:1+『ティアーズ デベロッパー』3%:6%=1:1
①ブリーチ
前上がりスライスでバレイヤージュをオン
Process 1
施術前に、ケラチン系の処理剤『クレバー ファイバーグルー+α』を中間~毛先に吹き付け、保護する。
Process 3
バックアンダーから施術開始。エアタッチでブリーチ施術。45度の前上がりスライスを取り、ドライヤーの風を当てて、短い髪を下に落とす。
Process 4
残った髪を45度前に引き出し(以降のパネルも全て同様)、処理剤をミックスしたブリーチ剤【A】を根元付近~毛先まで塗布。
Process 5
2線目もProcess 3~Process 4と同様にエアタッチ。中間から塗布。
Process 6
3線目(最も上のスライス)も同様にエアタッチで塗布。薬剤は毛先付近にのみ付け、1線目との重なりで自然なバレイヤージュに見せる。
Process 7
逆サイド(バックアンダー)も同様に、下から3パネルで塗布。
Process 8
サイドも前上がりスライスを取ってエアタッチ。上下2パネルで施術。塗布幅は、内側が中間~毛先、表面が毛先のみ。
Process 9
Process 2で分け取ったトップを外し、横スライスを取ってウイービング。幅、間隔、深さ全て1cm。
Process 10
スライスは全部で4線。バレイヤージュと差をつけて立体的な色みを演出する。
Process 11
25分放置し、水洗。ブリーチによるバレイヤージュの施術を終えた状態。グラデーション状に広がるハイライトに対し、表面のウイービングがアクセントになっている。
②カラーリング
アッシュ+ベージュで自然なブラウンに
Process 12
アッシュとベージュを組み合わせたブラウン系のヘアカラー剤【B】を使用し、ベースを塗布。新生部の根元2cmから塗っていく。
Process 13
中間~毛先に塗布する前に、特にダメージが心配な毛先に、『クレバー ファイバーグルー+α』を吹き付ける。
Process 14
ヘアカラー剤【B】よりも明度を上げ、補色のバイオレットを加えたヘアカラー剤【C】を中間~毛先に塗布。塗布後、15分放置。
③トリートメント
水洗時にシステムトリートメントをプラス
Process 15
ヘアカラー剤をよく洗い流したら、シャンプー台で『クレバー 水素トリートメントシステム』から、『1』、『2』、『3』を順番になじませ、水洗。
Process 16
ドライ前に、『クレバー 水素トリートメントシステム4』を手のひらにのばし、毛先中心になじませてツヤ感をつくり出す。
◎Product information 1
『ルーモス ダイヤ ヘアカラー』
ヘアケア専門メーカー、ティアーズより発売のヘアカラーブランド。「ルーモス(ラテン語で光の意味)」の名の通り、滑らかな質感とツヤにこだわった髪色で、女性の魅力を輝かせることをコンセプトとしたシリーズ。透明感のある色素を掛け合わせた発色が魅力。
『ルーモス ダイヤ ヘアカラー』1剤 80g 全64色【医薬部外品】
『ティアーズ デベロッパー』2剤 2,000mL 3%、6%【医薬部外品】
特長1 ダメージを最小限に抑えるベース
1剤には、油と水の層をバランスよく配合した「M-68 スキンクリームベース」を採用。成分を効率よく浸透させるとともに、ダメージを最小限に抑え込む。また、臭いの元を包み込む作用もあり、施術時間を快適に。
特長2 「GCC 処方」で髪を輝かせる!
20種類以上のアミノ酸で構成され、髪をしなやかに導くパールPPTと、絹独自のサラサラした質感を与えるシルクPPTを組み合わせた「GCC 処方(グロス コンポーネント コンプレックス)」で、仕上がりが滑らか質感に!
designer's voice
『ルーモス ダイヤ ヘアカラー』はアッシュやグレーが赤みを抑えてくれるので、補色をたくさん加えなくても透明感のあるブラウンが簡単につくれるのが魅力。マットやピンクも派手過ぎず、上品で大人世代に最適です。くすみ系やツヤ髪のトレンドとも相性◎。またコーミングしやすいテクスチャーなので、髪を傷めにくいのも気に入りました!
オノミカ[SHEA]
おの・みか/ 1993 年生まれ。千葉県出身。東京文化美容専門学校卒業。東京都内2店舗を経て、2022年に『SHEA』入社。現在、同店副店長。
◎Product information 2
『クレバー ファイバーグルー』『クレバー 水素トリートメントシステム』
ヘアカラー施術をサポートする、強力な2ブランド。今回の施術では、ダメージ毛対応、ヘッドスパ対応など、お客さまの個々の悩みに応じて、適切な効果をもたらすヘアケアシリーズ『クレバー』より、処理剤『クレバー ファイバーグルー』シリーズと、システムトリートメント『クレバー 水素トリートメントシステム』の2つを使用。ヘアケア専門メーカーならではのサポートアイテムに注目だ。
ハイダメージ毛も安心してヘアカラーを楽しめる『クレバー ファイバーグルー』
切れ毛を防止し、ツヤ感や髪の強度をアップする処理剤シリーズ。特に、『クレバー ファイバーグルー+α』は、ブリーチ時やハイダメージの毛のヘアカラー施術に使いやすい、スプレー状のケラチン。美しい仕上がりのために欠かせない一品だ。
(左から)
やわらかい質感に仕上げる『クレバー ファイバーグルー2』400g
アルカリから髪を保護する『クレバー ファイバーグルー1』240mL
髪をさらに強化する『クレバー ファイバーグルー+α』240mL
ダメージヘアを芯から補修する『クレバー 水素トリートメントシステム』
3種類のトリートメントを、髪質に応じて選び、シャンプー台で施術。さらにアウトバストリートメントを組み合わせることで、髪の1本1本を芯からしなやかにし、潤いをもたらす。アイロンの熱から髪を守る毛髪補修成分も配合し、扱いやすい髪質へと導く。
(左から)
成分の定着する土台をつくる『クレバー 水素トリートメント【1】』380g
ダメージホールを補修する『クレバー 水素トリートメント【2】』380g
補修成分の流出を防ぐ『クレバー 水素トリートメント【3】』380g
キューティクルを保護してツヤ感アップ『クレバー 水素トリートメント【4】』100g
2025.10.02
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