「HAIR KITCHEN」発表会にモデルのNANAMIさんが出演

 『HAIR KITCHEN』は髪、環境、社会への優しさと、高い効果感を両立させた新ブランドとして誕生。豊かな色彩、フレッシュでジューシーな香り、自然環境を生き抜くためのパワフルな抗酸化作用をもつ野菜・果物を成分として着目したヘアケアシリーズで、同社の先端技術と、髪・頭皮の状態や理想の仕上がりに合わせたカスタマイゼーションを掛け合わせることで、いきいきとしたツヤをまとったエネルギッシュな毛髪へと導く。

　併せて、通常破棄されてしまう規格外野菜や果物の有効活用や、環境負荷の少ないバイオマスプラスチックの容器の採用により、美容師と連携した社会貢献活動を推進し、クリーンな環境づくりにもアプローチしていくという側面も持っている。

▲初公開となった『HAIR KITCHEN』のディスプレイ。

　発表会ではまず、同社マーケティング部ヘアケア・メンズマーケティンググループの河村梨那氏が、同ブランドの開発背景について説明。近年美容業界で注目されている“クリーンビューティー”に対する消費者の意識の高まりに言及し、ナチュラル・サステイナブルなヘアケアアイテムに対して20～30代女性の約8割が高い関心を示しながらも、仕上がりや使用感などに不安を抱いており、半数近くが購入に消極的であるというリサーチ結果を提示した。

　その一方で現代女性の髪の悩みについて、ストレスや大気汚染といった複合的な原因によって毛髪ダメージが蓄積されており、20代でも髪が細くボリューム感を出しにくい、まとまりにくいといった声が多くあったことも指摘。それらを踏まえ、ナチュラル・サステイナブルをコンセプトとしたヘアケアアイテム『HAIR KITCHEN』の開発に至ったことを明かした。

　続いて㈱資生堂 グローバルプロフェッショナル事業本部 資生堂プロフェッショナルブランドユニット技術開発グループの小林孝聡氏が、毛髪・頭皮ダメージのメカニズムについて解説。その一つとして抗酸化作用の衰えによる“酸化”を挙げ、毛髪の酸化はツヤの衰えやパサつき、まとまりにくさなどダメージを促す原因となり、頭皮の酸化は、髪のハリ・コシの低下、毛髪形成への悪影響の他、臭いの原因になるとも唱えた。

　その上で『HAIR KITCHEN』の開発では、野菜や果物が厳しい環境から自らを守り腐敗を防ぐ物質「フィトケミカル」の抗酸化作用に着目し、髪・頭皮ダメージの対処ケア・予防ケアをとことん追求したという。

　さらに同ユニット 新フォルム・ブランド開発グループの平岡萌日氏は、キャッチコピーとして製品名に添えられた「Beauty recipes to feed your hair」について、ヘアスタリストが一人ひとりのお客さまの髪や頭皮の状態に合わせて、カスタマイズしたヘアケアを提案できるシリーズであることを強調。製品ラインアップやパッケージの素材や・デザインを紹介した。ボトルに記した「S（シャンプー）」「T（トリートメント）」のイニシャルは、成分として配合された野菜や果物や野菜のイラストでデザインされており、色彩豊かな容器デザインからもヘアケアへのモチベーションを高めることもアピールした。

▲『HAIR KITCHEN』の公式アンバサダーに抜擢されたモデルのNANAMIさん。

　発表会後半には、同ブランドアンバサダーに任命されたモデル兼アイデザイナーのNANAMI氏がゲスト出演。トークセッションにおいては、クリーンビューティへの興味や髪の悩みに関する質問に回答した。

　ヘアカラーの繰り返しなどのダメージによりボリューム感が出にくい髪の状態になっていると明かしたNANAMI氏は、美容師のカスタマイズによる『HAIR KITCHEN』のヘアケアコース体験。髪の仕上がりに「絹糸みたいにしっとりしていて、するんと指が通る感じ」と満足の表情を浮かべ、「施術中は爽やかな香りがして、かなり癒されました」と感想を述べた。