• 美容界ニュース

美容界災害支援団体Beauty Forceがサロン向け防災マニュアルを制作

 東日本大震災が発生した2011年、地震や台風などの自然災害の被害に遭い営業が困難になった理美容室を支援する団体として発足したBeauty Force(尾﨑隆司代表)は、3月30日(水)16時より2021年度総会および2022年度支援説明会をオンラインで開催し、1年間の活動報告や今後の方針について発表した。

さらに迅速な支援活動を行うための準備に注力を

 冒頭、尾﨑隆司代表は、活動が11年間続いたことへの謝辞を述べた上で「地震や台風など大規模な災害がいつ起きてもおかしくない状況。今後は防災意識も高めていきたい」と述べ、理美容室向けの防災マニュアルを制作したことを報告。その普及を会員に呼びかけた。

 

さらに迅速な支援活動を行うための準備に注力を
▲支援活動についての意見を述べる尾﨑隆司代表
さらに迅速な支援活動を行うための準備に注力を

理美容サロン向け防災マニュアルのダウンロード
https://04auto.biz/brd/lifeforce/001-TlGgdN.download

 その後、2021年度の活動報告や収支報告が発表され滞りなく承認された。2021年度は7月に静岡県熱海市の大規模土砂災害、8月に九州北部を中心とした広範囲での集中豪雨、直近では2022年3月の福島県沖地震などが発生したが、支援対象の事案は確認できなかったという。これまで同団体が受けた支援金は総額4,373万699円。

 2022年度に向けては、尾﨑代表が触れた防災マニュアルの普及による理美容業界の防災意識向上の他、災害時には地域の業界団体と連携した支援活動を迅速に行うことが確認された。

 締め括りとして新井唯夫実行委員長は「防災マニュアルという一つの形にしたことで、我々の活動にも奥行きが生まれる。各サロンで目を通していただいたり、美容学校などにも配布したり、認知のための啓もう活動につなげたい。これまで被災地を元気にしようと、美容のイベントを行うことが多かったが、今後はもっと迅速に実質的な支援を行える準備に注力することも必要」と活動への抱負を述べた。

▲締めのあいさつを述べる新井唯夫実行委員長

Beauty Force 組織体制

代表/尾﨑隆司(INSOLITE BEAUTE)
実行委員長/新井唯夫(FEERIE)
サポートメンバー/
柏木ゆたか(HOULe)
木村文一(Terrace AOYAMA)
小松利幸(ANTI)
斉藤充弘(RED HOT)
土橋勇人(DIFINO)
西海洋史(CALON)
宮村浩気(afloat)
角薫(RUALA)
上田美江子(Mieko Ueda STUDIO)
足立英也(masago)
北村慎太郎(Ivory inc.)

事務局/竹林暁哉 
    山名芳雄
監事/山田典正(税理士)

2022.05.20
share
カリスマ美容師ブームをけん引、トップヘアデザイナーで...

カリスマ美容師ブームをけん引、トップヘアデザイナーで...

 カリスマ美容師として美容業界をけん引してきた『apish(アピッシュ)』代表の坂巻哲也氏が、かねてより病気...

ICDアジアコングレス4月23日(火)渋谷ヒカリエで...

ICDアジアコングレス4月23日(火)渋谷ヒカリエで...

 世界のヘア・ファッション業界を推進することを活動目的とする美容師の国際交流組織、ICD(インターコワフュー...

magazine

pagetop