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コタ㈱が「2022年度 代理店会議」を開催、さらなる躍進へ施策を共有

 頭髪用化粧品メーカーのコタ㈱(小田博英代表取締役社長)は、2022年度 代理店会議を4月11日(月)京都府京都市のホテルグランヴィア京都で開催。新年度のスタートに当たり、事業方針や営業施策を出席代理店に発表した。当日は昨年と同様、新型コロナ感染防止対策を徹底し、万全を期した環境下で行った。

13年間を費やした新育毛剤「コタエイジング グロウセラム」市場投入へ

 冒頭のあいさつに立ったコタ㈱・小田博英社長は、日頃の感謝の意を出席代理店に伝えた上で、コロナ禍の2年間を振り返り、今後の国内における経済活動について解説。「多くの人が新型コロナウイルスをそれほど怖いものでではないと認識するようになってきて、人々のウイルスとの向き合い方も変わってくる。『恐れすぎずに侮らない』姿勢を取ることが大切」と、インフルエンザとの比較も交えながら持論を展開した。

 続けて、同社のBCP(事業継続計画)について、世界情勢や自然災害のリスクに対応するため、在庫を分散して多く持つ方針を述べ、美容室に対しても在庫を増やすよう推奨することについての理解を求めた。

13年間を費やした新育毛剤「コタエイジング グロウセラム」市場投入へ
▲コロナ禍における2年間を振り返るコタ㈱・小田博英社長。

 同社の営業施策の軸となっている旬報店の状況については、数値目標を達成したサロンに付与される「オール金賞」の2021年度の獲得個数が、「月間オール金賞」「年間オール金賞」とも前年度を大幅に上回ったことを報告。その要因として「“オール金賞”に対する趣旨のご理解と、コロナ禍においても旬報店様と共に目標達成に向け、努力いただけた賜物」と分析し、代理店に向けて感謝の意を表した。

 併せて、同社が毎年11月~12月に開催している「コタ全国店販コンクール」の実績を報告。2021年度の販売総額が過去最高額を更新したことを発表した。その躍進の原動力として昨年5月に発売したトイレタリーのトップブランド『コタクチュール』が好評であり、既存のヘアケアシリーズ『コタ アイ ケア』を主軸としながら、さらに高付加価値のヘアケアとして『コタクチュール』の提案が推進されたとの説明を添えた。

 最後に小田社長は、育毛剤の新製品の発売を控えていることも言及し、出席代理店に新年度への協力を改めて求めた。

 続いて登壇した松下 淳営業第一部長は、新年度に向けた具体的な営業施策を発表。同社の創業精神である「美容業界の近代化」を実現する上で、独自のビジネスモデルである「トイレタリーの販売を中心とした店販戦略」と「旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールス」の推進が重要とであると唱え、代理店および美容サロンの業績向上に向けた具体策として、①コタ式 ヘアケア デモンストレーション、②『コタクチュール』の推進継続、③旬報店システムの推進強化、の3点を提示した。

▲具体的な営業施策について説明する松下 淳営業第一部長。

 また、酒井一真研究部長は、小田社長があいさつの最後に触れた新製品『コタエイジング グロウセラム』の開発経緯、その特長と市場における可能性についてプレゼンテーションを行った。酒井部長は、同社製品の中で最長となる13年間の開発期間を費やしたこだわりの製品であり、独自技術によって将来の美髪をつくる“育毛ケア”と今の悩みに応える“ボリュームケア”の2つのアプローチから、エイジングケアの新たな市場をつくり出せる製品、と胸を張った。

▲酒井一真研究部長による新製品『コタエイジング グロウセラム』のプレゼンテーション。

 その後、恒例となっている「2021コタ全国新規開拓コンクール」の表彰式、新規代理店の紹介、前年度優秀代理店の表彰が順次行われ、盛況裡のうちに閉会となった。

▲優秀代理店表彰者のスピーチ。
▲優秀代理店表彰の模様。
2022.07.01
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