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『NAKANO STYLING TANTO』が発売以来初のフルリニューアル、中野製薬(株)が新商品・リニューアル発表会を開催

 頭髪化粧品メーカーの中野製薬(株)(中野孝哉代表取締役社長)は、一般流通向け商品として販売しているヘアスタイリングブランド『NAKANO STYLING TANTO(ナカノ スタイリング タント、以下タント)」を、2006年の発売以来初のフルリニューアルするに当たり、新商品・リニューアル発表会を、8月24日(火)11時より、東京都新宿区の同社・新宿スタジオで開催した。

スタイリングワックスのパイオニアが、新たな時代のスタンダードも示す

 冒頭のあいさつで同社・中野社長は、新製品リニューアルついて「リテール部門」の強化の一環であることを説明。自社がスタイリングワックス分野のパイオニアであることへの自負を述べた上で、「ヘアスタイリングは、人の印象左右する大事な要素で、価値観の表現の一手段でもある。校則の撤廃、職場でのルール緩和など、社会がヘアスタイルに対して寛容になっている時代、ヘアスタイリングの定義を再整理していく必要がある」と今回のリニューアルの意図を説明。「新しい『タント』を通じて、年齢・性別関係なく、全ての人を笑顔にするお手伝いをしていきたい」と締めくくった。

スタイリングワックスのパイオニアが、新たな時代のスタンダードも示す
▲「ナカノワックス」に対する思いを述べる中野孝哉社長。

 発表会は2部制で行われ、リニューアルの背景と経緯については中野敬士執行役員マーケティング本部長が登壇。事業展開やスタイリングワックスの変遷について説明を行った他、ユーザー層の分析として『タント』の認知度の高さが30~40代に集中しており、20代以下の認知度が極端に下がっていりことを指摘。また、これまで購買層が男性中心だったが、ヘアスタリングの方法が多様化しており、リニューアルにおいては、性別を意識することなく利用できるように開発した旨を添えた

▲若い世代を中心に新たな購買層の獲得に意気込む中野敬士マーケティング本部長。

 とりわけ容器デザインは、ユニセックスなデザインとしてのかわいらしさを強調。正面手前に傾いて自立するユニークな形状は、お辞儀に見立てるのと同時に、どんなお客さまにも真摯に寄り添うという、企業としての姿勢も表しているのだという。

 最後に中野本部長は、キービジュアルとして起用したモデルのTAIRAさんついて「幼少期からアイデンティティーとしっかり向き合って世の中に発信することを、モデルという職業を通じて体現している方」と紹介し、新生「タント」のイメージにふさわしい“魅力的な人物”と評した。

▲ジェンダーレスを意識した新生『タント』のキービジュアル。

 続けて商品特徴とラインアップについて中野製薬(株)研究第二グループ マネージャーの藤井信乃氏が登壇。セット力を数値化したのも、自社のアイディアによるものとした上で、これまでワックス以外では、グリースとジェルがラインアップされていたが、このほどのリニューアルでは、スタイリングの可能性をさらに広げるため、「エアライトワックス」「クレイ」「オイル」をラインアップしたことを伝えた。

 第2部では、スタイリストによるトークセッション&スタイリングデモンストレーションとして(株)Magico『GAME』副店長のMAYUKA氏、『fifth』総店長の堀 雄大氏を招き、ヘアスタイリングのトレンドやニーズの高いスタイリング、スタイリングの進化について意見を交わし合った。

 その後、各氏がモデルを相手にスタイリングのデモンストレーションを実践し、新「タント」の使い心地を伝えながら、テクニックポイントをレクチャーした。

▲新アイテムの「エアライトワックス」はエアリー感の表現に有効と『GAME』のMAYUKA氏。
▲『fifth』の堀 雄大氏は、やや落ち気味だったパーマのフワッと感を、ワックスとグリースのミックスでよみがえらせた。あ
2022.09.05
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