美容業界最大のプロ向けオンラインショップを運営する(株)ビューティガレージは、IR・投資家情報として「2023年4月期 決算資料」を同社公式サイトにて公開。それによると同社グループ連結の売上高は264億2900万円(前年同期比112.9%)、経常利益は13億5400万円(同111.5%)といずれも2ケタ台の成長を記録。会社設立20周年(4月)、株式上場10周年(2月)と節目が重なる年に、さらなる花を添える形となった。
周辺ソリューションの新規サービスが飛躍的に伸長、さらに加速へ
セグメント別の業績は以下の通り。
物販 売上高 217億2500万円(前年同期比117.3%) セグメント利益 11億1200万円(同116.6%)
店舗設計 売上高 31億1900万円(前年同期比80.9%)、セグメント利益 1億8500万円(同69.0%)
その他周辺のソリューション
売上高 15億8400万円(前年同期比154.5%)、セグメント利益 2億5400万円(同111.5%)
同社は昨年スマホ向けのECアプリを全面リニューアルした他、仙台支店の移転リニューアル、取り扱いブランドの拡充などを推進し、、リピート商材である化粧品・材料売上高がと大きく成長した。
一方、店舗設計事業は、一部の中堅社員離職の影響による受託案件数の減少が影響。下期から徐々に回復の兆しがみられており、人材育成に取り組む他、美容クリニックなど新領域の顧客案件の獲得を積極的に図っている。
その他周辺ソリューションサービスは、店舗リースや損害保険、提携ビジネスカードなど存事業が堅調。さらにマーケティング支援サービスや洗濯代行サービスなどを新サービスの成長も著しく飛躍的な伸長が見られた。
2023年度に向けては、
❶ECサイトの弛まぬ改善・進化の継続
UI/UX改善、取り扱い商品拡充、コンテンツ強化
➋「ソリューション事業」の成⾧を加速
(株)ビューティガレージ内に「経営支援グループ」という新部署を発足
開業支援・経営支援サービスメニューを拡充
➌物流力の大幅強化
WMS刷新
第三DC(物流センター)開設準備
➍新テクノロジーの有効活用
第一弾として、開業相談とECサイトFAQにChat GPT導入
などの計画を推進しており、予想値として301億5800万円の売上高を見込んでいる。