「第19回ホットヘアデザインフォトコンテスト」グラン...
(株)トリコインダストリーズ主催による、優れたヘアアイロンの技術と世界観(感)を競う第19回ホットヘアデザイ...
理美容器具・雑貨の専門商社である(株)トリコインダストリーズ(村島有治代表取締役)は、創業50周年記念事業として企画した「商品開発アイデアコンテスト」の第2回実施に向け、今年5月~7月にかけて、「こんな道具があったら」という商品アイディア・要望を募集。このほどその結果が発表された。
同コンテストは1972年より歴史をスタートした同社の創業50周年記念事業の第1弾として企画されたもの。「こんな道具があったら」「こんな道具が欲しい」「ここがあと5㎝短かったら、もっと使いやすいのに」といった技術者のニーズを捉え、その声を商品開発に生かすことで、サロン現場の作業効率をより高めていくことを目的としている。
受賞作品の商品化も視野に入れた審査が行われており、第1回でグランプリを受賞した、しょるがー型マルチツールトレイも商品化が実現した。
今回も同社の商品開発担当が中心となって52件のアイディアを審査。以下の通り、各省が決定した。
グランプリ
送風機付きチェア サロン・ド・れい
発案:三野輪 茂(美容師/埼玉県さいたま市)
夏場カットクロスなどをかけると蒸れて暑いので、送風機を椅子に付けました。暑がりのお客様には好評です。ハンドドライヤーにかわいい柄の送風ダクトを付け、風をクロス内に送り込むようなイメージです。
三野輪さんの受賞コメント
「夏場、どんなにエアコンで室内を冷やしても、暑がりの方に通気性のないカットクロスをかけると、体温が上昇し蒸し風呂状態になります。たまたま壊れた器具から取り出した送風機があったので、セット面の椅子にDIYで取り付け、クロス内にエアーを送り込んだところ、体温の上昇と蒸し風呂状態を改善することができました。
節電の時代とはいえ、お客さまに好評です。汗をかかれているお客さまを見ると、早く仕事を終わらせねばと慌てたり、お客さまも暑さで落ち着きをなくされたりして、良いことは何もありません。良い仕事をするには技術が上手いだけではなく、施術中にお客さまに落ち着いて座ってもらうことも大事です。
私の発案が商品化されることで、夏場の施術がより快適になり、理・美容師が施術に集中できる環境が整えばと思います」
優秀賞
シザーポーチ barrette&crea
発案:工 心之介(美容師/静岡県磐田市)
既存の「アイビル ブラシポーチ」のシザー版。
持ち運びでき、そのまま立てられるシザーポーチ。
工さんの受賞コメン
「元々、ポーチやペンケース、バッグなどの収納グッズが好きで、良さそうなものがあるとすぐに試したくなる性格です。シザーズケースなども、これまで自分の理想に合うものがなかなか見つけられず、自作していました。
現在自営をしており、シザーズケースをずっと腰につけている必要を感じなくなったため、シザーズをワゴンに置いて仕事をしています。
「アイビルブラシポーチ」が発売されたときにも、ブラシポーチとしてではなく、シザー用バッグとして立てたまま使えて、実家などにカットしにいくときもこのまま持ち運べたら便利だなと考え、すぐに購入しました。
しかしながらやはり、底面から毛くずが取り除けて、シザーやコーム、ダックカールなどを入れるのに内側が最適化されていたらより良いのに、と感じていたため、今回のアイデアに至りました」
ニーズの強さや悩みの多様さを改めて実感
審査担当:商品開発担当者のコメント
「2023年の夏は例年よりも気温が高かったこともあり、施術中のお客さまに涼を届けるアイディアが多数見られました。
グランプリを授賞した『送風機付きチェア』は、お客さまに涼を届けるための具体的な解決方法を実現可能なレベルに落とし込んでおり、お客さまのニーズにしっかり応えた新しいアイデアでした。
優秀賞の持ち運びができてそのまま立てられる『シザーポーチ』は、実現性においてはダントツに優れていました。
その他、多数のユニークなアイデアや、前回と同様のアイデアもいただき、ニーズの強さや悩みの多様さを改めて感じさせられました。これからも開発チームで商品化を進め、理美容を元気に便利にする道具を一つでも多く生み出し続けたいです」
(株)トリコインダストリーズ主催による、優れたヘアアイロンの技術と世界観(感)を競う第19回ホットヘアデザイ...
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