オータムマネジメントセミナー／F’s GROUP

　㈱フジシンなどで構成されているF’s GROUP（遠藤一徳代表）主催によるオータムマネジメントセミナーが9月8日㈫午後1時より、東京都新宿区の京王プラザホテルで開かれ、取引サロン経営者や幹部ら約500人が参加した。
　冒頭、挨拶した遠藤代表は来場者に謝辞を述べた後、同社がテーマに掲げている「価値の創造と伝達〜そして共創による価値実現〜」について、「取引サロン独自固有の価値を見つけ、磨き、伝える事」と説き、このテーマに基づいた提案や教育を引き続き実施していくと話した。また流通面でのクオリティアップを目指して、9月中に新流通センターがオープンするほか、取引サロンからのウェブ発注システムが間もなく完成する事などが報告された。
　続いてゲストを招いて行なわれる講演では、ジャーナリストの福島敦子氏が「企業価値向上とコミュニケーション」をテーマに熱弁をふるった。福島氏は数多くの経営者への取材を通して得た情報として、成果を出し続ける企業経営者には「徹底的に現場に出てお客様の声を聞く」という共通項があると話し、情報化時代の中、第三者から伝えられた情報よりも自らが得た一次情報こそが、競争力強化を図る重要な情報になると述べた。
　また、かつてNHKのスポーツ番組キャスターなども務めていた福島氏は、義弟であるメジャーリーガーのイチロー氏に関して「人並み外れた努力を長年続ける事が出来る天才」と評し、仕事で成果を出す近道、成功する近道はなく、やるべきことをきちんとやり続ける、その努力の継続の先にしか成功はあり得ない。人並みの努力なら人並みの成果しか出ない、とイチローの姿を身近に知る同氏ならではの視点を明らかにした。
　福島氏による90分の講演後、20分の休憩を挟み、「お客様を魅了するブランディング術」と銘打って青山の人気サロンBelle代表の飯田尚士氏、at’LAV by Belle代表の冨山倫宏氏によるセミナーが行なわれた。サロンの集客につながるビジュアルイメージの打ち出し方、個人ブランディングの大切さなどについて、モデルのヘアスタイルを創作しながら、二氏が実体験に基づいたレクチャーを披露した。