滝川奨学金制度 サマースクール実施報告会／滝川㈱

　滝川㈱（滝川睦子社長）は8月5日㈬午後12時30分より、東京都台東区の東天紅上野本店において「滝川奨学金制度サマースクール実施報告会」を開催した。
　滝川奨学金制度とは、東日本大震災に被災し、理・美容師になる夢を諦めなくてはならなくなった福島県、宮城県、岩手県の在住者から総数27名（2013、2014、2015年度の入学者9名ずつ）を対象とし、滝川㈱が返済不要の奨学金（1名200万円で計5,400万円）を給付するもの。受給者は奨学金で同3県の理美容学校に進学し、理・美容師を目指す。
　夏期には、同社施設「伊豆ビューレック」で2泊3日の合宿型サマースクールを開講しており、講師は奨学金の趣旨に賛同する全国美容週間実行委員会の会員が務めている。
　サマースクールの報告会では、学校で50分かけるワインディングを30分以内でフィニッシュすることに挑戦し、全員が成功できたことや、カットとカラーでスタイルをつくり上げたことなど、実践的な技術を中心に学んだ合宿の充実ぶりが伝えられた。また、「講師アシスタントの方の動きが、近い将来の自分と重ねられて参考になった」という声も多く聞かれ、18名の生徒らはサマースクールを通して、理・美容師への志を強くした様子だった。
　報告会の後はジャーナルと食事をしながらの懇親会に移り、散会まで様々な話題に興じた。