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重陽の節句「皇室ゆかりの装束」

主催/国際文化学園 衣紋道高倉流東京道場(荘司礼子会頭)
日時/2018年9月5日(水)13:00
場所/衣紋道高倉流東京道場(東京都渋谷区)

9月9日が宮中恒例の四季の行事「重陽の節句」であることにちなんで、その際に用いられる皇室ゆかりの装束「菊被綿(きくのせわた)」を展示し、衣紋道高倉流・仙石宗久宗会頭が、その紋様に込められた宮中女性の若返りへの思いについて解説した。国内においては、平安前期の公家社会から始まった行事と伝えられているが、当日は、江戸期の武家社会にも伝わった菊被綿も紹介。仙石宗会頭は、武家女性の日常生活における衣装文化を、ユーモアたっぷりのエピソードを盛り込みながら伝え、受講者の興味を誘った。同時に、有栖川熾仁(たるひと)親王直筆による掛け軸も展示。その文面からも、菊の紋様と長寿祈願の関係性を裏付けた。

▲「菊被綿(きくのせわた)」について解説する衣紋道高倉流・仙石宗久宗会頭。
2018.09.05
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