「シュワルツコフプロフェッショナル」「資生堂プロフェ...
シュワルツコフプロフェッショナルと資生堂プロフェッショナルの両社の事業を展開するヘンケルグループ(ピーター...
今期も商品ヒットで2ケタ成長の見通し
来期政策テーマは『VALUE PROPOSITION』
7月決算で総売上114億円の見込み ㈱ナプラ(武田政憲社長)は、7月1日㈪午後1時より東京都千代田区の帝国ホテルにおいて2013年度の代理店会議を開催、全国より同社の有力代理店が多数駆けつけた。 冒頭、同社の概要を紹介するプロモーション映像が流れた後、あいさつに立った武田社長は、来年同社が創業60周年を迎えることについて出席代理店に向けて謝辞を述べ、開発の幅が広がり倉庫が手狭になったため、徳島工場の設備、倉庫の拡張を行なったことを報告。「だいぶ商品が揃ってきており、50周年時と比較すると会社がもう1社できるくらい規模が拡大している」と10年間における急成長ぶりを感慨深く振り返った。 2000年時の売上は約20億。2006年、現在の㈱ナプラに社名変更後は2ケタ成長が続いており、前年度売上は103億円、目標に掲げていた100億円の大台に達した。武田社長は今期(7月決算)の見込みとして114億余円と発表。「今期の2ケタ成長は正直無理ではないかと思っていたが、ヘアケアラインの『インプライム ボリュームアップ ソーダ』『インプライム ソーダシャンプー』が予想以上のヒット商品となった」と目標クリアの要因を挙げた。両商品は炭酸の力により頭皮・毛髪の汚れを除去し、毛穴を洗浄するというもの。美容における炭酸メニューの大半は、炭酸を供給するための大がかりで高価な機器を導入する必要があり、導入に二の足を踏むケースが少なくないが、薬剤成分に炭酸を含ませた同商品のお手軽感が、潜在ニーズを大いに刺激したようだ(炭酸だけに)。 武田社長は「来年も2ケタ成長の報告ができる」と自信を匂わせる一方で、企業にとって売上以上に大事なのは〝自己資本比率〟であると述べ、某業界トップメーカーの前年の自己資本比率が86・7%であったのに対しナプラは86%、今年の6月時点では88%に達していたと会社の安定性もアピールした。 「どこにも負けない商品を供給している」と自負する武田社長は、自社製品に対する愛着の念を込め、あいさつの締め括りにおいては家族を紹介するようにステージ上にディスプレイされた各商品の説明を行なった。他社に出来ない価値の構築を 2013年の政策テーマ・活動方針の発表には、同社 取締役 企画開発部マネージャーの武田政彦氏が登壇した。武田マネージャーはまず営業体制に関して、今年3月に大宮支社、4月に仙台営業所を、いずれもスタジオ機能を備えて開設したことを報告。販売網は全国12拠点となり、代理店、サロンのあらゆる活動に対する支援体制が強化されたことを示唆した。また武田社長があいさつの中で触れた徳島工場について、10億円以上の設備投資を行なったと説明、製造面の強化による需要への対応を実現させる。特にヘアカラー製品は月間最大出荷本数で160万本を突破しており、加えてオーガニックやエイジングケアの商品は昨期においては11種類新発売するなど、時代のキーワードに沿った製品の拡充も進んでいる。さらにイベント開催からも、美容師のレベルアップを促しひいては業界発展に結びつける。武田マネージャーは、これまでの同社における営業・製品・イベントの各方針を継続し、それぞれを発展させることで、同社でしか提供できない価値を構築していくという意味を込め、来期の政策テーマとして『VALUE PROPOSITION(バリュープロポジション)』を掲げた。 それを実践する〝3つの提供価値基準〟として武田マネージャーは、①業務オペレーションの卓越性(高品質を競争力ある価格で提供)、②製品性能の優位性(最良水準製品を常に提供)、③顧客との親密性(関係構築、個々の解決策を提供)を挙げ、その徹底により、自社の強みの明確化、提供価値の選択と集中強化が図られるものと期待を募らせた。 最後に武田マネージャーは、美容業界における夢づくりの一環として来年5月、トータルビューティをテーマとしたコラボレーションイベント『DREAM PLUS(ドリームプラス)』を日本武道館(東京都千代田区)で開催することを発表。「イベントを通して美容師という職業の素晴らしさ、美容師の皆様の喜びを発信していきたい」と業界のさらなる活性化へ意欲的に語った。 その後、商品ラインナップの案内として、大阪支社の西山宝結営業部長が、同社ヘアカラーの主力商品シリーズである『ケアテクトOGカラー』に加わる『ケアテクトOGティントカラー』、およびカラーに特化したホームケアシリーズ『ケアテクトOGポイントリタッチ』を紹介。自在性のある発色を魅力・強みとするサロンカラーの価値を高め、脱ホームカラーを促していく構えだ。その他、前出の『インプライム ボリュームアップソーダ』『インプライム ソーダシャンプー』、カーリングローション『エコルテ』シリーズより髪への負担を最小限に抑えるミドルダメージ毛〜ハイダメージ毛用として開発された『エコルテ ピュア(L、Cの2タイプ)』などの説明があり、商品の充実ぶりを窺わせた。 最後は、同社の真骨頂とも言えるオーガニックをコンセプトとしたヘアケアの新ブランド『ナピュール オーガニック』のプレゼンテーションがあり、安心・信頼を追求する企業としての姿勢を示した。なお同ブランドは、同社においては初めてサロン直送システムを取り入れる。 会議終了時には、同社営業マン総勢120名がステージに集結し、出席代理店に向けて謝意を表した。休憩後、ビジネスプロデューサーの柴田明彦氏によるセミナー「勝ち続ける人になる! 折れない〝基軸力〟」が行なわれた。
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