MOGA INTERNATIONAL バンコク出店20周年記念ヘアショー開催

　東京・世田谷の高級住宅街・成城などに2店舗、タイ・バンコクに5店舗、中国・天津と成都にそれぞれ店舗展開をしているMOGA INTERNATIONAL（高石宣和代表）。2012年は初めてのバンコク出店から満20年の節目に当たることから、先ごろ現地で20周年記念ヘアショーを開催した。　1992年、伊勢丹のバンコク進出の際に出店を要請された高石氏は、「現在のようにアジア諸国がマーケットとして注目されている時代ではなかったこともあり、（出店そのものに）さほど乗り気ではなかった」と苦笑いを浮かべながら当時を振り返った。　同氏は、初のバンコク出店の翌1993年には中国・天津に初出店。現在は月間来店客数が1,000人におよぶ繁盛店となっている。日本から自社スタッフを講師として現地へ派遣し、言葉や文化の壁、生活習慣の違いなどに苦労しながらも、同サロンのハイレベルな技術とサービスをタイ人スタッフに根気強く教育し続けた。「スタイリストになりたいとは思わない。ずっとシャンプーを担当したい」と主張するスタッフもいて驚いたというが、サロンそのものはバンコク有数の繁盛店としてタイの人々の生活に溶け込み、現地での新規出店にもつながっていったという。現在では、バンコク市内にスクールと研修センターを兼ねた教育専用施設を設立している。　世界中で高い評価を得ている日本の美容技術を普及させ、人々に美しさとヘアファッションの楽しみを伝え続ける高石氏の取り組みは、これからも続いていく。

バンコク出店から20年を迎えた高石宣和氏
（写真中央右）