滝川㈱　『デフレの正体』藻谷氏、リゾート再生請負人・星野氏を講師に 「第34回TISA全国経営者大会」開く

　滝川㈱（滝川和秀社長）ならびにTISA運営委員会（代表委員：高木不二男㈱ダリア会長）は、９月11日（火）午前10時より、東京・台場のホテルグランパシフィック LE DAIBAにて、第34回TISA（TAKIGAWA Incentive System Association）経営者大会を開催。417人の美容関係者が参加・受講した。　高木代表委員による開会宣言の後、基調講演として滝川㈱・滝川晃一会長が登壇。「人口減少とサービス産業」をテーマに、美容業界の置かれた状況を整理し、今後進むべき道を指南した。　続く全体講演で演台に立ったのは、2010年に著書『デフレの正体』がベストセラーとなった、㈱日本総合研究所調査部首席研究員の藻谷浩介氏。経営に限らず、施策や政策を正しく導くには、先入観にとらわれることなく、少なくともきちんとデータに当たってマクロの動向を確認・分析することが大前提になる、という持論を語った上で、高齢化社会が急速に進む日本においては、自社・自店のポジションを明確にしてターゲットへ的確に伝えるとともに、「安売り」から脱却していくことが最重要であると啓発した。　午後は３クラスに分かれた分科会が行なわれ、ソフトバンクモバイル㈱ビジネス推進統括部シニアエヴァンジェリスト※・中山五輪男氏、㈲ドラマティックステージ代表取締役・平野秀典氏、日経BP社ビズライフ局長（日経ウーマン発行人）・麓 幸子氏がそれぞれ講演した。 メーンカリキュラムに登場したのは、㈱星野リゾート代表取締役社長・星野佳路氏。老舗旅館の４代目に生まれ、従来のホテル・旅館のあり方を一変させる新たな発想で、ホテル業界に革命をもたらした星野氏ならではの人材育成術、企業活性化のノウハウなどが明かされ、受講者は熱心に耳を傾けていた。※主にIT企業などにおいて、最新技術などを分かりやすく解説する役割を担う人

基調講演で今後の美容業界の立ち位置
について言及する滝川晃一会長