NPO法人 日本ネイリスト協会　平成24年度通常総会を開催

　特定非営利活動法人 日本ネイリスト協会（滝川晃一理事長）は、６月27日（水）東京都千代田区のザ・キャピトルホテル東急にて、平成24年度通常総会を開催。平成23年度事業報告、同収支決算、事業計画、同収支予算など５つの議案を審議し、すべて原案通り承認された。　開会のあいさつに登壇した滝川理事長は、６月に神戸市のネイルサロンが無免許（美容師免許）でまつ毛エクステを施術し、美容師法違反の疑いで書類送検されたことに触れ、「まつげ周辺メニューを併設するネイルサロンに対して、消費者の混乱を招かぬよう、美容師法にのっとって適切な指導・相談に応じていきたい」と述べた。また、「ネイル産業が成熟期に入ったいま、協会の役割がさらに大きくなっている」と、あらためて安心・安全な業の発展に意欲を示した。　つづいて、ネイリスト技能検定試験を実施してきた一般社団法人 日本ネイリスト検定試験センターが、内閣府から公益認定を受け、７月１日より一般社団法人から「公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター（JNEC）」に変更登記されることを報告。滝川理事長は「あくまで別団体だが、当協会からの独立を目指していた検定試験センターが、公益財団法人に認可されたことは非常に嬉しい」と心境を語った。　議案審議では、協会の会員数が増加し、事業が拡大している理由から、現行５人以上20人以内の理事定数を10人以上22人以内とする定款改正案が承認された。　決算は、収入９億5340万円、支出８億9815万円で、前期の繰越金を合算した３億5120万円を来期に繰り越した。本年度の予算案は、収入10億1845万円、支出10億1345万円としている。　総会後の懇親パーティには、参議院議員で協会の名誉会長・山東昭子氏をはじめ、数多くの来賓が出席した。

開会のあいさつに立った滝川晃一理事長