全美連（全日本美容業生活衛生同業組合連合会）　第346回 理事会で三根理事長が 被災地視察の報告

　全美連（三根卓司理事長）は５月12日㈭午後１時より、東京・代々木、美容会館にて第346回 理事会を開いた。　当日は、５月26日開催の第63回通常総会に上程する議案等の審議が中心となったが、東日本大震災に関する全美連の義援金の入金状況が報告された他、現地を視察した三根理事長から、その感想が述べられた。　三根理事長は日程を分けて岩手、宮城、福島の東北３県と茨城、千葉の関東２県を視察。「想像を絶する光景だった」と津波被害の甚大さや、地盤沈下の様子を説明した。また、被害を受けたサロンには、日本政策金融公庫より上限6000万円の融資が受けられる特例措置についても言及したが、被災会員を慰問する中で、「お金を借りてまでサロンを再開する気力が湧かない」という声も多々あったと報告した。　なお、各都道府県組合より寄せられた義援金の合計は、５月11日現在で１億5353万7384円で、組合以外からも６名より合計130万円の寄付があった。　審議においては、第63回通常総会の提出資料がすべて承認された他、「第39回全日本美容技術選手権大会」の開催について、担当県の福島県美容組合の震災による被害が甚大であるため、中止と決定した。