公益信託高賀冨士子記念美容文化振興基金　平成22年度 高賀基金贈呈式

　公益信託高賀冨士子記念美容文化振興基金（河野博泰運営委員長）は、10月21日（木）午後1時30分より、東京都港区の㈱資生堂内（スペースFS汐留）において、平成22年度高賀基金贈呈式を執り行なった。　同基金は、㈱資生堂をベースに美容業界で活躍し、今日の業界発展にも大きく貢献した美容家･高賀冨士子氏により1991（平成3）年設立。業界の次世代を担う有能な美容師育成のための奨学金（美容学校生対象）と、美容活動の奨励金（美容師対象）を授与するもので、これまで422人の美容学校生に2948万円、延べ39団体に1220万円、総額4168万円の助成を行なっている。設立20年目となる2010年度は、美容学校生29名と、全日本美容業生活衛生同業組合連合会、美容協同組合 日本ヘアデザイン協会の2団体が基金の贈呈を受けた。　当日は、河野運営委員長が、「美容師として壁を乗り越えていく力は、強い自分･素晴らしい仲間･お客さまの喜びがあってこそ。努力を怠らず、夢を諦めない貴方であってほしい」と学生らに激励の言葉を贈り、その後一人ひとりに奨学金贈呈書を授与した。また、記念撮影が行なわれたほか、体調の関係で会場に来ることが叶わなかった高賀氏の功績がVTRで紹介された。午後3時からは会場を移して懇親会が開かれ、20周年を記念したスピーチも行なわれた。