美容師とともに行う「HIV／エイズ撲滅活動」（HAIRDRESSERS AGAINST AIDS)創設

　日本ロレアル株式会社（ピエール-イヴ・アルゼル代表取締役社長）は、6月5日（木）午後1時30分より東京・代々木のロレアル東京アカデミーにて、美容師とともに行う「HIV／エイズ撲滅活動」（HAIRDRESSERS AGAINST AIDS)創設の記者説明会を行なった。ロレアルグループは2001年にこの活動を立ち上げ、2005年にはユネスコと協定を結んで正式に発足させた。200万人以上に上る美容師のネットワークを通じてエイズの世界的流行に対する予防教育を推し進めている。日本は先進国の中で、HIV／エイズ感染者が増加し続けているという深刻な状況である。日本ロレアルは日本ユネスコ国内委員会と協力し、美容師のネットワークを通じて、HIV／エイズの正しい知識をお客さまへ伝達するための美容師向け研修プログラムの導入や、教材、小冊子などを作成している。今後、東京・大阪・名古屋のロレアルアカデミーにおいて研修プログラムを実施し、2008年末までに25000人の美容師が同プログラムを受講する予定になっており、また、同社社員も社員教育の一環として全社員がプログラムを受講し積極的に啓発活動を進めていく。お客さまと密接なコミュニケーションを図れる美容師から正しい知識を伝達することで、HIV／エイズ感染拡大の抑止につながると、長期的視野に立った啓蒙活動を続けていくことを発表した。