TISA全国経営者大会2007開催

　TISA運営委員会・滝川㈱（滝川和秀社長）は、「第29回TISA全国経営者大会2007」を、東京・品川のホテルパシフィック東京にて開催した。　 冒頭の開会宣言を務めたのは、TISA運営委員会代表委員の高木不二男氏（㈱ダリヤ代表取締役会長）。「少子高齢化の影響を受け、美容業界では人材の確保が急務。一般企業並みの労働環境を整えずして良い人材は集まらない」と述べた。　 続いて滝川㈱の滝川晃一会長が、『変化はチャンス～消費主役の動向を掴む～』と題する基調講演を行なった。個人消費を上げることが日本経済を活性化させる唯一の方法、美容業界では団塊世代をターゲットとしたアンチエイジングや予防医療などのマーケットが大きく開けてくるだろうと予測した。　 その後、４名の講師による分科会が行なわれた。講師とテーマは次の通り。◆分科会Ⅰ『会社法に学ぶ経営の落とし穴』角田大憲氏（中村・角田・松本法律事務所 パートナー）／◆分科会Ⅱ『自分ブランドのつくり方』蟹瀬令子氏（元ボディショップ・ジャパン社長）／◆分科会Ⅲ『チームメイクにおけるマネジメントとコーチング』平尾誠二氏（神戸製鋼ラグビー部 ゼネラルマネージャー）／◆分科会Ⅳ『女性の消費行動から学ぶマーケットニーズの掴み方』四元正弘氏（㈱電通 消費者研究センター プランニング・ディレクター）　 昼食をはさんだ午後の講演では、経営ジャーナリストの財部誠一氏が登場。『日本経済、これからのキーワード』をテーマに、回復の兆しをみせる日本経済を正しく理解して経営に活かすための知識について、実例をまじえながら分かりやすく解説した。　 バラエティに富んだ顔ぶれがそろった同イベントは、今年も盛況のうちに終了した。