衣紋実演と装束展示、国際文化学園「源氏物語に見る装い」を開催

　 学校法人国際文化学園（平野徹理事長・武市昌子校長）は、「源氏物語」プレ千年を記念する「源氏物語に見る装い」を、6月26日（火）～7月5日（木）の期間、東京都国分寺市の同学園国分寺校ホールで開催した。これは、紫式部の「源氏物語」が書かれてから来年でちょうど千年を迎えると言われることから、光源氏や紫上をはじめとする登場人物たちが、どのような装束をまとっていたかを考察するもの。期間中は、成人男性の束帯・直衣、成人女性の十二単をはじめとする正装から、日常着・子供の装束まで、衣紋道高倉流が伝える平安時代以来の貴重な史料の数々を展示。同時に、十二単・束帯・直衣など、宮廷の人々が身につけた装束の衣紋（着装）実演も行なわれた。また、衣紋道高倉流の仙石宗久宗会頭を招いての茶話会も開かれ、東京教場の荘司礼子会頭とともに、古代から現代にいたるまでの宮中の文化やこぼれ話が披露された。