2017年度 アリミノ方針発表会 東京

キーワードは「もっと、感動。」
サロンの原点に立ち還った施策の数々

　（株）アリミノ（田尾大介社長）は4月11日（火）午後1時30分より、東京・恵比寿の恵比寿ザ・ガーデンホールにおいて、「2017年度 アリミノ方針発表会」を開催した。初めに田尾社長が登壇して挨拶。同氏はこの1年の業績を総括した後、「今年でアリミノは71年目。美容に誠実なメーカーとして、原点に立ち返りたい」と今後への意欲を表明した。

　次に、常務執行役員・営業本部長の佐藤泰基氏が登壇し、2017年度の営業戦略について述べた。同氏は昨今の美容室をとり巻く環境の厳しさについて触れ、それを打破するためには美容の力による「感動」が必要だと強調。田尾社長の発案である「もっと、感動。」というコンセプトに基づき、感動あるサロンづくりをサポートするための提案を発表した。具体的には、デザイン力の高いスタッフを育成する「①若手スタイリストのデザイン力サポート」、若手スタイリストに成長を実感させて自信と働きがいを持たせる「②店販で実感！　サロンで体感！」、代理店担当者と共同で顧客分析やサポート提案などを行ない、強みのあるサロンをつくる「③サロンコンセプト強化サポート」の3種類。

　続いて経営企画部部長・小林素子氏が、本年度の新製品戦略を発表。カーリング料『コスメカール』の新ライン『プリズムプラス』（2月発売）や、新アルカリカラー剤『カラーストーリー アドミオ』（9月発売予定）など、具体的な商品による長期来店プランを提唱した。また、昨年発売されて以来品切れが続いていたコンシーラー『カラーストーリー i プライム ポイントコンシーラー』や、新発売のオイルin化粧水『スプリナージュ シェイクオイル』など、お客様が効果を実感しやすい数々の商品の展開も発表された。

　最後に、神奈川県を中心にサロンを多数展開する（株）ケンジ社長・西山和平氏の特別講演があり、「make happy 経営」という同社の現在のコンセプトが説明された。

田尾社長による昨年度の総括と本年度のコンセプト発表

佐藤氏による具体的な施策と提案の発表

小林氏は同社の方針に合致した商品の展開について語った

時代とともに企業のあり方を進化させていくことの重要性を語る西山氏