HAIR'S「創業90周年記念式典・社長交代の儀」を開催

創業90周年を節目に3代目から4代目に社長交代、さらなる発展を誓う

　会場には同店の取引業者や業界関係者など約130名余りを招いて盛大な会が開かれた。オープニングは、「ヘアーズ90周年の歩み」と題し、創業から90年間を振り返る映像を上映。同店は1935年、初代・河内マスコ氏が大阪・日本橋にて阿倍野橋美容室を開業したのがはじまりで、戦争の混乱期を逃れながらも髪結いの美容室を営業し続けてきた。1950年には2代目・河内 純氏が男性美容師の先駆けとして登場して活躍。1983年には3代目・河内 清氏がロンドン留学から帰国してサロン経営に携わり、そして今年で創業90周年を迎えた。

開会では全スタッフと家族とともにステージに登壇し、あいさつに立った河内 清代表取締役社長は「私が36歳の時に父が亡くなり経営を継ぎました。息子も現在35歳と同じようなタイミングで経営を引き継ぐことができました。これから若い人たちが活躍してくれることがとても嬉しく思います。今後とも皆様からの変わらぬ力添えをお願い申し上げます」と謝意を表した。

この後、来賓あいさつと乾杯が続き、墨絵師yoshimi氏のライブパフォーマンス、ヘアーズフォトコン結果発表、スペシャルゲストに吉本興業漫才コンビのミルクボーイが登場してお笑い漫才を披露し、会場を盛り上げた。最後に社長交代のあいさつに立った4代目・河内 瞭氏は「来年3月から私が正式に代表取締役を務める所存です。業界の諸先輩方、取引先の皆様、来年より社長1年生としてしっかり勉強した上で新たに自分のスタイルを作っていきたいと思っております。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」と所信を述べ、会を締めくくった。

▲開会、冒頭で謝意を述べる河内 清代表取締役社長（中央）。

▲閉会で代表取締役に就任する決意を述べる河内 瞭氏と弟の河内 駿氏（後列）。