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毛髪の専門人材育成を目指し日韓の毛髪研究団体が相互協力 /公益社団法人日本毛髪科学協会

 公益社団法人日本毛髪科学協会(木嶋理事長/以下、JHSA)はグローバル化時代を迎え、7月4日㈮〜7月5日㈯の2日間、韓国の毛髪研究団体である韓国頭皮毛髪研究学会(朴永淑代表)の関係者25名を対象に、毛髪診断士認定講習会を開催した。「毛髪診断士Ⓡ」とはJHSAが執り行なう認定資格の一つで、2日間の講習会を経て毛髪に関する知識と毛髪の状態を的確に観察する技術を取得し、講習後の認定試験に合格した者に付与される。
 
 海外在住者が来日してJHSAの講習会を受講した例はこれまでになく、JHSAが海外の研究団体との相互協力体制を構築することと共に初の試み。4年前に木嶋理事長が韓国で招待講演を行なった際、韓国頭皮毛髪研究学会が毛髪診断士の資格に興味を持ったのがきっかけで、今回、日本での講習会と認定試験の実施に至った。
 
 韓国頭皮毛髪研究学会からは受講者25名のほか朴代表、通訳などの関係者3名が来日。受講者は美容師のほか美容専門学校生、美容専門学校経営者、毛髪学者、大学院生などで、年齢・職業共にさまざまだった。
 
 2日間にわたる講習会では、講義と実習のカリキュラムを実施。講義には木嶋理事長をはじめとする幹部講師が登壇し、毛髪の構造や毛周期等の毛総論、毛の損傷とヘアケア、香粧品、毛髪の疾患等について解説した。講義終了後は毛髪診断の実習へと移り、マイクロゲージを用いた毛髪測定やマイクロスコープを使った毛髪・頭皮の観察等を2人1組で相モデルとなり行なった。会場となった同協会の会議室は熱気にあふれ、受講者からの熱心な質問が相次いだ。
 
 講義・実習の全カリキュラムを終えた受講者は、最後に毛髪診断士認定試験を受験。1時間におよぶ筆記試験に挑戦した。認定試験の合格者には8月末に毛髪診断士認定証が交付され、資格取得となる見込み。

 

相互協力に関する約定を交わし、
記念撮影に応じる木嶋理事長(写真右)
と朴代表(写真左)

 

マイクロスコープを使った実習の様子
2014.07.04
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