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美協 日本ヘアデザイン協会(横田敏一理事長)はこのほど、2022年のニューヘアモード「un jour(アン・ジュール)」を発表。ニューヘアモード創作設定プロジェクト(計良宏文委員長)の制作によるキービジュアルとコンセプト、および技術ポイントなどの資料をリリースした。
当初は2月8日(月)、東京都港区のスパイラルホールでニューへモード発表会・東京ショーでお披露目した後、各地域での発表会や技術セミナーを展開する予定でいたが、新型コロナウイルス オミクロン株の感染拡大状況を鑑み、年明け早々に開催の中止を発表していた。
※以下、NHDK配布資料より
コンセプト
長引く新型コロナウイルスの影響にも徐々に変化が表れ、人々の思いは、疲弊する社会からの脱却や、開放への兆しに期待感を抱くようになりました。明日への希望を持って、よりファッションやヘアスタイルを楽しみたい、というムードが感じられ、外へ出て、新鮮な気分を味わいたいというマインドが高まっています。
2022年 NHDK ニューヘアモード「un jour(アン・ジュール)」は、フランス語で「ある日、いつか」という意味です。ある日を境に不安な気持ちを抱き、不透明な情報や社会に息が詰まる思いをしていたとしても、いつかきっと自由になれる日が来る。
そんな明るい未来へ向けてポジティブに楽しんでもらえるように思いを込めて創作いたしました。
低めにウエイトのあるボブをベースに、大胆に切り込んだレイヤーの重なりがポイントのショートヘアです。ジェンダーの多様性にも適用できるデザインとして、多くのお客さまに是非ご活用いただければと思います。
▲プロモーション・ショートムービーを公開中。
Style A
Cut Point
ミドルセクション以下はチョップカットのショートボブ。
インナーバングを短く設定し、透け感を得るために耳周りをくり抜くようにカット。
トップセクションはディスコネクションで前下がりボブのフォルムをつくり、起点よりハイレイヤーを施す。
Color Point
トップセクションのみブラック、または重厚感のあるダークトーン。
その他の部分は15レベルまでトーンアップして8レベルのチェリーブラウンで彩色。
Styling point
セミウエットにした後、全体にオイル感が強めのアウトバストリートメントを塗布し、透け感のある毛束をつくる。
Style B
Cut Point
マッシュウルフベースで顔周りにレイヤーを入れタイトに、バックはぼんのくぼより下をワンレンベースで仕上げ、ウエイトを重めにする。トップはスクエアに切ることで、シルエットがややボックス状になるように。
Color Point
全体を18レベルまでトーンアップし、顔周りのヘムラインは6レベルのベージュと10ブルーバイオレットを入れる。
残りの部分は12レベルのベージュに10%ブルーバイオレットを入れ15分ほど放置。
Styling point
ドライな状態でストレートアイロンを使用して毛先に動きを付け、ファイバーワックスですクランチしながら束感を出してフォルムをつくる。
Make-up Point(両モデル共通)
ファンデーションは極力薄めに肌の赤みのみカバーし、ルースパウダーをブラシで重ね、素肌っぽく透明感のある仕上がり。
ベージュブラウンのアイカラーを上まぶたのくぼみを意識しながらソフトにぼかす。アイブローはやや太さはありつつもソフトな印象に。マスカラを上まつ毛のみに軽く塗布。
チークはブラウン系で、頬骨の下に陰影を付けるようにややシャープにぼかす。
リップはクリアのリップトリートメントでナチュラルに。
2022ニューヘアモード創作設定プロジェクト委員
委 員 長/計良宏文
副委員長/石渡智花・桜井靖浩・松木宏紀
委 員/篠谷信寛・調 秀明・鈴木道生・土居一生・中川泰貴・原口裕匡・山本 直
photo/小池 徹[buffo]
styling/色部聖平[㈱ラインヴァント]
make-up/計良宏文
協力/㈱きくや美粧堂
衣装/KANON
chikanoiida
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