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淡く自然なベージュの持つ可能性は無限です。その透明感は残したまま、個性のある色みをプラスしたベージュでもっと髪色を楽しみませんか。オレンジベージュのつくり方をご紹介します。
アンダーセクションと顔まわりを中心に、スライシングでオレンジのハイライトを施す。薬剤をミックスせずに、ハイライトとベースの施術を分けることで、それぞれの色みをしっかりと表現。ハイライトの上からグレージュをかぶせて彩度を下げ、ナチュラルで落ち着いた色みのオレンジベージュに仕上げる。衿足のハイライトは、髪をまとめたときなどに見えるさりげない仕掛け。
【beforeの状態】
【color recipe】
a. ハイライト/シュワルツコフ プロフェッショナル「イゴラ ロイヤル ペンタ」SO12:PYR=10:1+6%
b. ベース/ウエラ プロフェッショナル「イルミナカラー」ヌード9+3%
(新生部が1センチ以上の場合:根元6%、中間~毛先3%)
【color process】
厚さ5ミリのスライシングで図のように a. を塗布し、ハイライトを施す。15分放置後、水洗。
全頭に b. を塗布し、25分放置後、水洗。
オレンジベージュにするポイントについての解説動画はこちら。
hair design & make-up Hiromi Inoue[CANAAN]
photo Akihiro Kawauchi
※本記事は、『HAIR MODE』および『HAIR MODE digital』2017年4月号にて掲載した記事を転載したものです。
いのうえ・ひろみ/三重県出身。旭理容美容専門学校通信課程卒業。埼玉県内1店舗、大阪府内2店舗を経て、2012年に東京・原宿の『CANAAN』入社。現在、同店トップスタイリスト。
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