メニューも、店販も、高リピート率が実現!サロンと自宅...
やわらかく、さらっとまとまる質感が魅力のヘアケアブランド「aphia」。その導入サロンに共通するのは、なんと...
エイジング毛やハイダメージ毛へのストレートは難関メニュー。過去、施術に失敗した経験があるという人も多いだろう。そんなサロンワークの悩みの救世主となるのが、1剤にチオグリセリンを採用した「アンリミット」のマルチシリーズ。商材の特長と、その開発背景について『MINX』取締役・統括マネージャーの菅野久幸さんと、(株)ボヤージュコスメティックス代表の安藤順政さんが語る。
菅野 ストレートや髪質改善などのメニュー比率がますます高まっていますが、素材のさらなる複雑化により、エイジング毛やハイダメージ毛への対応が難しいと感じるケースが増えてきました。
安藤 エイジング毛の人口増加が、総体的な髪のコンディションを複雑化させていると思います。エイジングダメージをより正確に見極め、細分化して考えた上でのアプローチが必要になってきたのではないでしょうか。僕は、ダメージレベルという考え方があるように、エイジングにも「エイジングレベル」という発想が必要だと思うんです。
菅野 なるほど。ケミカル施術を繰り返していなければ、状態に大きな問題がないと判断してしまいがちですが、実際はエイジングにより髪が弱っていることを加味して施術すべき場合があるということですね。
安藤 はい。その上で、たとえばうねりがある場合、要因がダメージによるものなのか、エイジングによるものなのか。また、毛先のザラつきについても、ケミカルダメージによる〝ビビリ〞なのか、エイジングによるパサつきなのかを判断する必要があるんです。
菅野 素材の履歴は複雑化し、求められる仕上がりも多様化しています。そこで、『MINX』ではそれらに対応すべく、ストレートや髪質改善のメニューを段階的に複数展開し、ネーミングにも工夫を凝らしています。たとえば「プラチナストレート」は縮毛矯正、「髪質改善クリニックケア」は酸性ストレートです。縮毛矯正や酸性ストレートというワードを使わないのは、大人世代の一定数の方が、それらのワードから過去の良くない経験を想起してしまうからなんです。
安藤 なるほど。世代による価値観の違いはありますよね。僕が経営する『Voyage』でも複数のメニューがありますが、近年は酸性域の薬剤を使った場合に、うまくクセを伸ばせないケースがあることを実感していました。そこで、課題を解決すべく、2年ほど前から研究を重ね、既存の還元剤『アンリミット マルチクリーム』をリニューアルして『アンリミット マルチクリーム3.5/7.0』が完成。そしてこのたび、ウエーブパーマのデザインにも対応できる同成分の新商品『アンリミット マルチカール6.0』も発売になります(2024年5月発売予定)。
菅野 「アンリミット」のマルチシリーズの還元剤であれば、エイジング毛やハイダメージ毛にも対応できるのですか?
安藤 はい、できます。エイジングダメージとケミカルダメージがミックスした毛髪に対しては、どこのサロンでもアプローチが難しく、特に経験の少ない若いスタッフだと対応に迷うことも多いと思いますが、新しいマルチシリーズなら〝ワンメイク〞でクセをしっかり伸ばしながら潤いも与えてくれるので、とてもシンプルな工程で複雑な毛髪に対応できます。
菅野 すごいですね。還元剤に採用されているチオグリセリンが高い対応力のポイントなのでしょうか?
安藤 はい。チオグリセリンは、健康毛には素早く、ダメージ毛にはゆっくり働く特性があるので、30分くらいしっかり時間を置けば、「健康毛だけクセが伸びない」「ハイダメージ部分だけ毛先がビビった」という失敗が起きにくい。また、メジャーな還元剤であるチオグリコール酸やシステアミンには〝塩〞が入っているため、どうしても髪がパサつきやすいのですが、チオグリセリンには〝塩〞が入っていません。ですので、潤いのあるやわらかな質感に仕上がるんです。さらに、チオグリセリンは髪に臭いが残らないのも魅力です。
菅野 魔法の薬ですね!
安藤 ただ、チオグリセリンは皮膚への刺激が強いので、頭皮に付着しないように施術していただく必要がありますし、施術者も必ず手袋をしていただきたいと思います。
安藤 ストレート施術には、『クオレ00ケラティスト コンク』という添加剤も強い味方となります。これを加えると、損傷した毛髪のS–S結合を補修してくれます。
菅野 薬剤に添加するだけでいいのですか?
安藤 はい。パーマ剤などに添加するだけでエイジング毛を補強し、クセを伸ばしたりカールを付けたりしながら同時に潤いを与えてくれるため、先ほど菅野さんがおっしゃっていたようなストレートを怖がっている世代のお客さまにも、バージョンアップしたストレートメニューを提案できます。僕は、髪のアンチエイジング以上の「バックエイジング」が可能になると思っています。
菅野 なるほど。これまではお客さまの毛髪を見極め、仕上がりイメージを共有し、必要であれば薬剤を塗り分けることもありました。実際、コロナ禍を機に大人世代にもブリーチする方が増えたり、サロンに行く頻度が減ったりして、エイジングもケミカルダメージも進行しやすくなったと感じています。新しいマルチシリーズや『クオレ00 ケラティスト コンク』はそういうお客さまを救ってくれる商材だと思いましたし、施術がシンプルなので、僕たち美容師にとっても心強い商材だと感じました。「〝ワンメイク〞+添加するだけ」というのは、スタッフへの落とし込みがスムーズにできそうなので、本当に助かります。
安藤 人気のストカールも、今回のモデル施術で使用していただいた新商品『アンリミット マルチカール6.0』を使えば、エイジング毛でもハイダメージ毛でも”ワンメイク”で施術できるため、教育面でもオペレーション面でも、効率化につながります。
菅野 期待しかないですね! ストカールもネーミングを考えてメニュー化していきたいです。
ここでは、人毛毛束に「アンリミット」のマルチシリーズをさまざまな条件で塗布した場合のウエーブ効率を検証。理想のリッジと手触りに加えて、『クオレ00ケラティスト コンク』の添加により毛髪のコンディションアップも実現できることが分かる。
結果考察
・ブリーチを繰り返している髪へ施術する場合は、『クオレ00 ケラティストコンク』を30%程度添加して毛髪の架橋を強化したほうが、ツヤと弾力のあるカールが表現できる。
・「アンリミット」のマルチシリーズは、ダメージ毛にはゆっくりと、健康毛には素早く作用するため、どのようなコンディションの髪へも、きれいなパーマがかけられる。
・『アンリミット マルチカール6.0』(チオグリセリン)なら、健康毛でも医薬部外品のパーマ剤でかけたようなしっかりとしたカールに仕上がる。
・「アンリミット」のマルチシリーズと『クオレ00ケラティスト コンク』を組み合わせれば、ハイダメージ毛から健康毛まで、そしてダメージが混在した髪にもワンタッチで対応することができる。
今回、菅野さんが『アンリミット マルチカール6.0』を使い、根元~中間はストレートに、毛先にはホット系パーマでカールを付ける施術を行った(施術プロセス参照)。下部画像は特にクセが強く出ていた部分のビフォー&アフター。バックやサイド内側の強いうねりがしっかり伸びて毛先にはナチュラルなカールが付いた。「シンプルプロセスでやわらかな質感に仕上がり、ホット系パーマとの相性も良いと思いました。適度な粘性なので使いやすく、施術時間も普段より短縮できたと思います」(菅野さん)。
1 シャンプー後、『アンリミット マルチカール6.0』に『クオレ00ケラティスト コンク』を総量の10%添加。スライスを薄めに取って根元ギリギリから毛先まで塗布してコーミングする。30分自然放置。
2 1剤を洗い流した後、『クオレ04ケラティスト エマルジョン』と『クオレ04ケラティスト トリートメント』を全体に重ね付けして水洗。『レプレプレミアム ミスト』を塗布してドライし、200度に設定したストレートアイロンを根元から毛先まで通す。
3 毛先に『レプレプレミアム ミスト』を塗布してぬらし、ワインディング。バックは下から1線目と2線目は24ミリ、3線目は26ミリのロッドで毛先から1.5回転の内巻き。サイドは26ミリのロッドを毛先から1.5回転の内巻き。
4 ホット系パーマの機器につなぎ、50度で10分加温後、5分クーリング。『アンリミット アフターリキッド』に『クオレ00ケラティスト コンク』を総量の10%添加し、フォーマーで泡状に。一挙に付け15分自然放置後にロッドオフし、再度全体に塗布して10分自然放置。2剤を洗い流した後、『クオレ04ケラティスト エマルジョン』と『クオレ04ケラティスト トリートメント』を毛先に重ね付けして水洗。『レプレプレミアム オイル』をなじませてドライ。
株式会社ボヤージュコスメティックス
(TEL 03-6321-2543)
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