▲今日のお客さまは、1年以上前から宮本さんが担当しているカイ君。
「友達の友達から紹介されて、最初怖かったけれど、入ってみたらとてもフレンドリー! 仲間と一緒に来たりします」
▲まずは分け目から。最初に分けてディスコネで切るのが基本です。そうすると、スタイリングが楽で崩れない。カイ君は以前、つむじに向かって後ろ上がりのラインで、クラシカルな雰囲気だった。
▲今回はこう、水平に分けて今っぽく。ラインがガタつくのは最悪だからきっちりと。前は分け目を剃り込むのが流行ったけど、もうそれはいいかな。
▲前は高い位置まで刈り上げた「スリックバック」っていうスタイルだったけど、今は伸ばしているんだよね。
▲このあたり、低めの位置からグラを入れて上をかぶせる「ローフェード」でいこう。
▲オーバーセクションのウエイトラインを粗切りしまーす。伸ばし中だから、飛び出た毛を整えるくらいに。
▲続きまして、上下に分けて、下をつくっていきましょう。クリッパーを使う前によーくぬらす、これ大事。
▲0.8ミリで、コームに乗せてカット。さっき粗切りしたウエイトラインを整える。
▲バックは四角くつくる人もいるけど、俺はラウンド派。
▲コームの返し具合で、下から上へ、だんだん長くなるように……。ハサミですると「刈り上げ」といい、クリッパーでつくると「フェード」っていうんだよ。知ってた?
▲1.5ミリのアタッチメントをつけて、刃の開閉で長さを調整しながら形を決めます。時にはクリッパーを裏返したり……。きめ細かいでしょ?
▲形がだいたいできた。粗歯でなじませていこう。刈った部分に自然なグラデーションがつくように、濃淡を整えよう。
▲頭の形いいね! 絶壁の人だったら、下から上へ大きく反らせて髪で膨らみをつけるんだけど……。
▲質感調整。サイドは後ろへ流すのが基本なので、バイアスパネルでセニングを入れます。アンダーはクリッパーですでになじませてあるから、オーバーを中心に。
▲前髪は、ふわっとポンパドールにしたいから長めの前下がりに。
▲オーバーの中間〜毛先にセニングしとくね。これだけでスタイリングのしやすさが全然違うから。
▲あとは際をはっきりさせます。はっきりさせるのがいいんです。
▲襟足の形もいろいろあるけど、スクエアが好みかな。
▲あとさ、生え際剃ってもいい? 後ろへ流すなら絶対その方がきれいだから。
▲ライン際はちょっと刈り込んで。ライン際はちょっと刈り込んで。
▲はいできた、ドライ〜。分け目でディスコネしてるから、乾かすだけで自然に分かれるよ。つなげちゃうとこうはいかないよ。
▲仕上げはポマードで。フロントとサイドは後ろへ流して。最近のポマードは水性だから、落とすのも楽でしょう? スプレーみたいに固まらないのもいいよね。
▲ポマードを塗った後は、このアフロコームが役立つのだ。