メンズ客の“なりたい”が必ず見つかる100スタイルを...
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単純に、一人前の美容師を育成するという目的を遂行するならば、時間をかけてじっくりと美容技術を叩きこむ方が確実性は高い。ただ、サロン経営が置かれた背景やスタッフのモチベーションなど、さまざまざな要素を織り交ぜると、スタイリストデビューは“早いほど良い”という結論が導き出される。
美容師の離職率の高さは恒常的に問題視されているが、入社してからスタイリストデビューまで、長い年月を要することも、その要因として挙げられることは少なくない。美容学校を卒業し、美容師の国家資格を得ながらも、新人スタッフは即戦力としての期待はされず、サロン営業において自身の居場所がない、求められていないという感覚に陥ってしまうのだ。
3年、5年の技術教育を受けてきた経営者の多くは、高い技術を身に付けるためならば当然のことと考えるかもしれないが、もし少しでも、そのことで人材面に影響が生じていると感じているならば、凝り固まった教育論は捨てるべきだ。新人スタッフは即戦力にならない、と考える前に、現状においてどんな仕事を任せれば売上を生むことができるか。そのためには最低限、どれだけの技術・知識を身に付けさせるべきか、という方向にシフトしてみてはどうだろうか。
自身の働きが売上に反映されていることで、新人スタッフは自分がサロンの戦力として居場所をあると感じられることができ、もっと貢献したいと技術力のアップへ、気持ちが前向きになるに違いない。
そのことによるサロンのメリットは、単純に離職率の上昇を抑えるという人材面の問題解消だけではない。新人スタッフの育成機関において、その「人件費」は既存のスタイリストの売上で賄うことになるわけだが、早くデビューをさせることでその期間が大幅に短縮される。デビューしてすぐに、給料分を稼ぐまでには至らないかもしれないが、スタイリスト一人当たりの負担はかなり軽くなるはずだ。
ましてや最低賃金の底上げが課題となりそうな今後の美容業界において、デビューを早期化できるか否かは、サロンの死活問題にも関わる可能性もある。
そういった美容業界の問題点に着目し、アシスタント教育に特化した短期集中トレーニングを展開する東京スタイリストアカデミー(以下TSA、川又茂男代表)。少人数制、実践型サロン実習、個々合わせたキャリアサポートといった特徴を備え、3カ月の短期カリキュラムで、スタイリストに必要なスキル習得を目指す。
授業内容の軸は基礎の徹底。毎日の技術講習と自主練習の反復により、実践的な技術を効率的に身に付けることができる。講師は学ぶ施術に応じた“複数専任講師制を敷いており、特定の講師のスタイルに偏らないよう配慮。
また、特任講師として、新井唯夫氏(FEERIE)、エザキヨシタカ氏(grico)、金内柊真氏(ALBUM)、京極 琉氏(Salon Ryu))、小林Ken氏(assort)と、業界を代表するトップヘアデザイナーが並び、技術のみならず各氏の美容哲学に触れることができる。
11月25日(木)、女性モード社よりTSAの教育内容を一冊の本としてまとめた『デビューのための徹底した基礎づくり スタイリスト最速育成マニュアル』が発刊。世に美容の技術書は多くあれど、スタイリストデビューをコンセプトとした教本は稀有な存在だ。
技術は「シャンプー」から始まり、「ヘアカラー」「カット」「パーマ」「スタイリング」と美容室の全てのメニューにおける基礎はもちろん、施術に必要なツールや器具の知識や使用法、そしてケミカルの解説まで、タイトルに偽りなしのコンテンツとなっている。
新人スタッフだけでなく、技術を学び直したい、または現場復帰を考えている休眠美容師にとって、スキルアップする上で、非常に豊富な情報量。あるいは、サロンの教育担当者がトレーニングのポイントを学ぶのに参考となる1冊でもある。
そして巻末の2つの付録。「接客&カウンセリングのポイント」「マーケティングの必要性」では、営業力の強化に結び付く大事なポイントを段階的に紹介。売上を高める基礎知識とそのテクニックを身に付け、それが成果として業績に表れれば、サロンの一員であるという意識をより強めることにもつながる。
「当アカデミーの教育カリキュラムは、サロンワークに即した技術的なスキルを効率よく、建設的に育む内容です。また短期間での育成を実現させるため、非常に密度の高いプログラムを採用しています。無駄を徹底的に削ぎ落とし、基本的な技術をていねいに伝え、まずは技術者としての基盤の形成を重視し、また感覚的になりがちな技術の詳細を理論立ててマニュアル化しています。そして、それらをまとめたのが本書です。
本書はお客さまと向き合うために必要な、基本的な技術を網羅しています。基本技術は美容師としての表現力や応用力を高め、広げてくれる、美容師としての根幹ともいえます。お客さまとしっかり向き合えることが、美容師としてのスタートだと私たちは考えています」
~東京スタイリストアカデミー川又茂男代表 巻頭メッセージより抜粋~
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