新しい「リフレッシュメニュー」でエイジング戦略を成功...
髪のボリュームやハリ・コシ、潤い、頭皮環境などに悩みを持つ大人世代にフィットする『頭頭脳(ととのう)プログラ...
ワンランク上のストレートを実現する、人気のパーマ剤「クリスタライジング ストレート」が、この春、8年ぶりにリニューアル。ダメージヘア向けの処方でありながら、やわらかく軽やかな仕上がりが特長。この新アイテムの魅力に、クローズアップ!
①クセをしっかり伸ばしつつ、やわらかい仕上がりに
真っすぐになり過ぎず、毛先までやわらかく滑らかな仕上がりを実現。また、ストレートパーマ施術後のカラーリングも沈まないので、ヘアデザインの可能性がぐっと広がる。
②独自のデュアルパフォーマンスシステム
熱処理やケミカル処理によって生じるダメージを最小限に抑えるために、スキンケアからインスパイアされた2つのテクノロジーを搭載。独自発想のストレートシステムで、ダメージレスな施術を目指す。
③毛髪の状態に合わせて対応できる幅広いラインアップ
ヘアカラーブームの影響によって、お客さまの履歴が複雑化していることに着目し、ヘアカラー毛にフォーカスした薬剤設計に。シンプルかつベーシックなプロセスで、幅広いコンディションに対応できる。
リニューアルした「クリスタライジング ストレート」では、極上の仕上がりへと導くためのテクノロジーにも、ぜひ注目したい。実際に製品を使用した感想や、製品開発のポイントについて、美容師・甲斐 敢さんと、メーカーの開発担当である石森綱行さんが語り合う。
ダメージヘアに対応したリニューアルアイテム
―甲斐さんは、ストレート施術を強みとして打ち出していますね。最近のお客さまの髪質の特徴を教えてください。
甲斐 ヘアカラー履歴のあるお客さまが大半です。さらに、ハイライトやインナーカラーなど、ブリーチを使ったデザインも多いので、ハイダメージに悩むお客さまも増えてきました。
石森 ストレートの仕上がりの好みは、どんな傾向がありますか?
甲斐 クセをきれいに伸ばすだけでなく、やわらかい手触りであることが求められていると思います。ツンツンとしたストレートよりも、少し丸みを感じられるような仕上がりですね。縮毛矯正は、手触りが硬くなってしまうのが難点。それを解消できる薬剤があるといいな、というのが美容師側のニーズです。
石森 ヘアカラー履歴はもちろん、日常的にヘアアイロンを使う人も多いですよね。また、残念ながらストレート施術においてダメージは避けられない。新しい「クリスタライジング ストレート」は、そんな現状に対応できるよう、還元剤やアルカリの量を極力減らし、ダメージをできるだけ抑えることを目標に開発しました。
甲斐 ぜひ「クリスタライジング ストレート」ならではのテクノロジーについて聞かせてください!
石森 ストレート施術では熱を使うため、還元・酸化以外に熱特有のダメージが発生します。その1つが「熱凝集」。また、強い熱が加わると、毛髪内のSS結合は、「ランチオニン結合」となり、薬剤に反応できなくなります。これがたくさん発生するとパーマをかけられる場所が減り、その結果、パーマがかかりにくい髪になってしまうんです。そこで、ヒドロキシプロリンという成分を配合することで、これら2つの変性を防ぎ、ダメージを抑える効果をもたらしています。(↓ POINT ①)
ダメージケアのカギは2剤に隠されている!?
―甲斐さんは、普段のサロンワークでアルカリストレートの薬剤をよく使うそうですね。
甲斐 はい。還元値の高い薬剤で施術することが多いです。その理由は、還元も酸化もしっかり行いたいから。ただ、先ほども話した通り、今はハイダメージのお客さまも多く、髪の状態が幅広いので、処理剤との組み合わせによって、薬剤のパワーやpHを調整しています。
石森 複雑な履歴の髪に対しては、種類の違う薬剤を塗り分けることもありますか?
甲斐 そういったケースもありますが、僕は同じ薬剤を時間差で塗ることが多いです。今回のモデルもなかなか手強いコンディションでしたが、塗り分けはせず、時間差塗布で対応しました。「クリスタライジング ストレート」は、処理剤を使わないシンプルなアプローチでも、クセをしっかりと伸ばせるのが魅力ですね。
石森 この仕上がりを実現するカギは、実は2剤にもあるんですよ。これまではダメージに対して、1剤や処理剤に工夫を凝らして対応しようという考え方が主流でした。つまり、2剤については何を使っても大差ないから従来の技術をそのまま応用するケースがほとんどだったんです。
甲斐 でも、「何を使っても同じ」ではなかった、と……。
石森 はい。2剤にリピジュアという成分を配合すれば、ダメージを効率的にケアできるだけでなく、パーマも狙い通りに仕上がることを発見しました。1剤に入れても効果がないのですが、2剤に加えると効果が出る。これは我々にとっても、驚くべき事実でした。1剤が作用している間は、毛髪内部が不安定な状態。ここで補修効果のある成分を入れても、中間水洗で流れ出てしまう。安定した状態に戻る2剤施術時にアプローチすることで効果につながる、というのが現段階の見解です。甲斐さんが「シンプルな工程で済む」とお話しくださいましたが、それはこの2剤のおかげなんです。(↓ POINT ②)
甲斐 僕は、2剤のクリームタイプのテクスチャーが気に入っています。やや硬めで、しっかりと髪の毛に塗れるから短い髪もおさまりやすい。それなのに滑りが良く、髪が絡まらないので、ストレスなく塗布できます。また、シャンプー台で薬剤を流した時から手触りが良いですね。ドライ前にはいつも後処理剤やアウトバスのケラチンなどを使うのですが、「クリスタライジング ストレート」で施術した時には、オイルをごく薄めになじませる程度にしています。やわらかく、重すぎない感触なのにまとまるので、お客さまにも好評です。
仕上がりはスペック以上 従来品を上回る自信作
石森 リニューアル前の製品も高い評価を得ていましたから、薬剤のテクスチャーや操作性において、それを超えねばならない、という点に苦労しました。還元剤の量を抑えても浸透性に優れ、高い効果をキープできるかどうか―。新しい「クリスタライジング ストレート」は、弊社の技術を惜しみなくつぎ込んだ自信作です。実際に使ってみるとスペック以上の良さを実感できる、という声もいただいています。
甲斐 それは頼もしいですね!幅広い髪の状態に対応できるラインアップも心強いです。アルカリ性域をメインとしながら、『S』は中性域。薬剤の反応スピードが速すぎる、過軟化の恐れがあるなど、アルカリストレートの施術に不安を感じている美容師にも使いやすいと思います。また、薬剤の臭いが気にならないのも好印象ですね。施術後、お客さまから「全然臭いがしませんね」と喜んでいただけました。
石森 ストレート施術を希望するお客さまにはロングヘアの方も多いですから、臭いには敏感になりますよね。パーマ施術後に臭いが残らないようにしたのも、今回の開発のポイントなんですよ。(↓ POINT ③)
甲斐 今後、「クリスタライジング ストレート」を、ショートやボブなど短めレングスのお客さまの他、グレイカラーの繰り返しで髪が細くなっている大人世代にもおすすめしたいですね。やわらかさだけでなく、コシも残るので、動きも出しやすそう。質感にこだわるお客さまに対して、自信を持って提案できるアイテムだと思います。
資生堂プロフェッショナル株式会社
ヘア技術センター:0120-785-466
「クリスタライジング ストレート」webサイト:
https://www.shiseido-professional.com/ja/range/perm/crystallizing-straight
「資生堂プロフェッショナル」webサイト:
https://www.shiseido-professional.com/ja