こんな女性がこの町にちたらすてき!
ヘアデザイナーのそんな思いをビジュアル化する撮影企画。
ぞれぞれの町の空気をまとい、ヘアデザインが息づく姿を写し取る。
VOL.1 Kamakura
hair design & make-up_Ayako Noguchi[AND THE BRICKS]
photo_Teruo Horikoshi[TRON]
styling_Yoko Irie[TRON]
レイヤー&デザインカラーがなじむ
自由で、個性豊かな女の子!
野口綾子[AND THE BRICKS]
のぐち・あやこ/1980年生まれ。埼玉県出身。日本美容専門学校卒業。都内2店舗、神奈川県内1店舗を経て、2014年、神奈川県鎌倉市に『AND THE BRICKS』をオープン。
少しのインパクトと
程よい「なじみ」と
今回は、私が得意なブリーチ&カラーとレイヤーの組み合わせを中心に、4つのスタイルをつくりました。適度な重さを残すのが好きなので、ウエイトを高めに設定したとしても、アウトラインは重めにつくっています。ヘアカラーは、鮮やかな色に仕上げたり、ハイライトを施したりして、アクセントをプラス。もの静かな女の子からアクティブな雰囲気の女の子まで、それぞれのキャラクターが引き立つようなヘアデザインを考えました。
鎌倉は、新しいものと古いものが入り混じった町。互いの良さを認め、面白がれる風土があるように感じます。サロンワークでは、ちょっとしたインパクトを感じられつつ、町の空気にもなじむスタイルづくりを心掛けています。また、いつもと少し違う仕上がりを求めるお客さまも多いので、その人自身が今まで気付いていなかった魅力を生かしながら、新鮮さを味わってもらえるようなデザイン提案をすることも大切。
リラックス感がありながらも、程よい緊張感もある、そんな空間で、刺激的なデザインをつくり続けていきたいです。(野口)
Girl.1
アンニュイなブルーの髪から目が離せない、ミステリアスガール
前髪をリップラインに設定し、表面にローレイヤーを入れて適度な重さを残したワンレンベースのスタイル。ブリーチ履歴のある髪にブルーの塩基性カラーをオン。鮮やかな色に仕上げてインパクトを出しつつ、ミステリアスな雰囲気に。
Girl.2
くるくるカールが魅力的な、個性派ショートレイヤー
トップからたっぷりとハイレイヤーを入れ、ウエットなスタイリングによって、くるくるのクセ毛の動きを生かしたショートスタイル。顔周りと襟足の毛束をブリーチで明るくした後、ピンクの色みを加え、アクセントを効かせている。
Girl.3
’80sアイドルヘアを現代風にアレンジ! “ダサかわ”ロングヘア
バックはワンレン、耳前にレイヤーを入れて顔周りに動きを出したスタイル。前髪の長さ設定とサイドのレイヤーで、80年代のアイドルのような「ダサかわ」を演出。顔周りのインナーカラーは、ブリーチ後にベージュをのせて「抜きっぱなし」風に。
Girl.4クラシカルな雰囲気漂う、コンパクトなツヤ感ボブ
顔周りをマッシュラインに切り込んだ、リップラインのボブスタイル。意図的にレイヤーや動きを加えずに仕上げ、他の3スタイルとのテイストの違いを際立たせた。全体をブリーチした後、中明度のコーラルピンクをかぶせてツヤ感アップ。
※月刊「ヘアモード」2021年7月号より転載。
月刊「ヘアモード」2021年7月号 No.736
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