新しい「リフレッシュメニュー」でエイジング戦略を成功...
髪のボリュームやハリ・コシ、潤い、頭皮環境などに悩みを持つ大人世代にフィットする『頭頭脳(ととのう)プログラ...
最新のヘアケア研究では、髪の土壌である頭皮をケアして髪質改善を狙う方法に注目が集まる。その考え方を理解するために、全2回の講義を通して、必要な頭皮・毛髪科学知識を身につけよう。
監修_ ルベル/タカラベルモント
illustration_Yusuke Mashiba
ヘアケア=髪に良い成分の補給、というイメージが根強いが、次世代のヘアケアは頭皮を整え、美しい髪を育むことにフォーカスしている。中でも幹細胞研究が頭皮環境をケアする手がかりなのだとか。特に、毎日頭皮に触れるシャンプーは、以下の2点を重視して、研究が進められている。
① 細胞の「赤ちゃん」である「幹細胞」をケアして、潤った健康な頭皮に
② 潤いを守りながら、頭皮の汚れを適切に洗浄
現代は、地球環境の変化による紫外線量の増加や、エアコンによる湿度低下が引き起こす「超乾燥社会」。職場や家庭内環境、コロナ禍によるストレスも乾燥の要因となり得る。潤いの不足はさまざまな毛髪トラブルの原因となるため、健やかな髪にはみずみずしい頭皮環境が不可欠なのだ!
上記でキーワードとして挙がった「幹細胞」は分化してさまざまな細胞に変化する。分化中の表皮幹細胞は、「基底層」という表皮の最下層に存在。分化した細胞が押し出されて、表面に現れる過程を肌のターンオーバーといい、頭皮の潤いのもとも、このとき生み出される。
細胞内のDNAを損傷する紫外線は、細胞が死滅する要因の1つ。成熟細胞よりも、この影響を受けやすいのが幹細胞だ。ダメージを受けたままでは、形成される頭皮の状態も不安定になるため、減少しやすい幹細胞の数を増やす研究が進められている。表皮幹細胞の数が増えると結果的にケラトヒアリン顆粒が増加し、頭皮の潤いをアップさせることも明らかになった。
<Lesson 1のまとめ>
表皮幹細胞が増えると、ケラトヒアリン顆粒も増加。潤った健やかな頭皮に!
Q. 肌のターンオーバーは、およそ何日間かけて行われるでしょう?
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