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月刊ヘアモード2021年8月号から12月号まで5回にわたって連載された、PEEK-A-BOO・高橋 学氏の解説による誌上テクニック講座「先生、レイヤーの入れ方がわかりません」が早くも単行本化。12月10日(金)に発売となった。レイヤーカットが上達すると、どれだけヘアスタイルづくりの幅が広がるのか。
「先生、レイヤーの入れ方がわかりません!」
カット講習の場で、そんな発言をする若い美容師が増えているとかいないとか。教える側も、感覚的には分かっていいながら、きちんと理論立てて説明できる人は、世代によって激減するという。
それは、昨今のサロンワークにおいてグラデーションベースでカットすることが圧倒的に多いこと、そしてヘアスタイルのトレンド的にも、レイヤーカットの技術があまり用いられない時代が長く続いたことも、理由の一つとして挙げられる。
その失われた時代を埋めるべく、レイヤーカットの基本と活用術を盛り込んだ指南書となるのが、PEEK-A—BOO・高橋 学氏による件の連載企画。レイヤーカットの意図を明確に捉えられていない技術者にとって、テクニックを学び直す機会が提供された。その内容からさらにスキルアップするためのレッスンを追加して1冊の単行本としてまとめられた『もうパネルを持ち上げて切るのは怖くない! やさしいレイヤーカット実践ガイド』(高橋 学著 女性モード社刊)がこのほど発刊。
「レイヤーカットは、パネルを引き出してカットする位置からパネルが落ちる位置までの距離が長く、仕上がりが想像しづらい技術。“なんとなく切って、失敗してしまった……”そんな人のために、この本をつくりました」(著者:高橋 学氏のまえがきより)
レイヤーカットが苦手な人、これから学びたいと考える人にとって、本書からどのような価値が感じられるのか。同連載企画および書籍化の編集を担当した月刊ヘアモード・有本 彩編集長に、本書の魅力、そしてその活用法を聞いてみた。
1.目からうろこが落ちるレイヤーのテクニックポイントは?
有本 「実践ガイド」というタイトルの書籍だけあって、サロンワーク頻出のレイヤーカットのテクニックを体系立てて解説している点が、この本の見どころです。
具体的には、サロンワークではレイヤーベースよりグラデーションベースのスタイルをつくることが圧倒的に多いため、1〜4限目とたっぷりページ数を割いて「”グラデーションベースのヘアスタイルに対する”レイヤーの入れ方」を紹介しています。レイヤーカットの技術本は数多く存在しますが、この切り口で展開されているものはない気がしますし、読んだ次の日にすぐに取り入れていただける知識や技術が満載です!
あ、あと、ところどころ登場する高橋さんの「きゅん」ポーズもすてきなので、ぜひ探してください!
2.技術を誌面で理解させるための工夫は?
有本 読者がレイヤーカットのあやふやな部分を解消できるように「なぜ、そう切るのか」を丁寧に解説しています。また、一見正しそうに見えるけれど実はNGの例を随所で紹介しているので、多角的にレイヤーカットを理解していけるはずです。
レイヤーカットが苦手な新人スタイリストの方はもちろん、ベテランスタイリストでレイヤーカットを今一度見直したい方や、アシスタントへレイヤーカットをどう教えていけばいいか悩んでいる方にもおすすめです!
3.連載誌面からさらに追加したのは、どのような内容でしょう。
有本 5限目の章を、まるっと追加しました。
1〜4限目でグラベースのスタイルに対するレイヤーテクをマスターした方に、さらにレベルアップしていただくべく、レイヤーカットを起点にしたヘアスタイルの組み立て方を学ぶ5限目を用意しました。ここでは、アンダーにレイヤーを入れるテクニックや、1〜4限目で学んだプロセスとは逆で、レイヤーカット→グラデーションカットの順でヘアスタイルをつくるテクニックが登場します。
正直、難易度は高めかと思いますが、どんなお客さまにも対応できるようになる一生モノのカット理論が満載なので、ぜひ攻略してほしいです!
連載企画をご覧になった方にはそのおさらいとさらなるレベルアップに、そうでない方にとってはレイヤーカットの新たな知識を得る絶好の機会として、ぜひお試しあれ。
著者プロフィール
高橋 学[PEEK-A-BOO]
たかはし・まなぶ/1983年生まれ。岩手県出身。
日本美容専門学校卒業後、『PEEK-A-BOO』入社。
現在、銀座中央通り店のディレクター兼副店長を務める。
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