メンズ客の“なりたい”が必ず見つかる100スタイルを...
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インターネットで調べてみると、美容室でフェードスタイルは難しいといった解説サイトがある一方で、美容師にだってできると名乗りを上げる前向きな技術者も決して少なくはない。特にメンズに特化したサロンにおいては、避けて通れないヘアデザインという意識が強まっている。
そんなフェードスタイルを初歩中の初歩から勉強することができる『THE FADE(ザ・フェード)ゼロから学ぶバリカン・トリマー スタンダード』が、メンズスタイルのデザインに定評のある5人の理・美容師の協力を得て発行に至った。
ゼロから学ぶということは、そもそもフェードとは何か? という定義から始まり、その起源や道具の変遷まで、今日のフェードがどのように進化してきたかを知る。それが必要なくらい、美容室界わいでは、フェードが単なる刈り上げスタイルとして提案されているケースが、少ならからず見受けられるからだ。
フェードスタイルを求めるメンズ客、特に目が肥えている今の客に付け焼刃の「フェードもどき」は通用しない。本格的なフェードは理容師にお任せという考えもアリではあるが、ファンになり得る通なメンズ客のハートをがっちりつかむのならば、そのニーズに応えていくことがアピールポイントとなる。
そのために、フェードスタイルつくるのに必要ツールもとことんこだわりたいところ。クリッパー(電動バリカン)、トリマー(ディティーラー)、電気シェーバーが基本アイテムとなるが、本書では実際に使用される替え刃やアタッチメント、専用のブラシやコーム、便利グッズ。さらには道具の手入れに使うオイルやグリースなど、フェードに関わる全てのツールを、日本ウォール㈱の協力を得て列挙した。
もちろん一般の家電メーカーのクリッパーでもフェードスタイルはつくることは可能だ。ただ技術的にもデザインにも、フェードにおいては欧米が大きくリードしているという中で、ウォール社のシェアは圧倒的。海外技術者の間では、“ウォールのバリカンじゃないと始まらない”という概念も強く根付いているという。本書の解説者の一人であるBarber shop Apacheの川上昌博氏は「海外で生まれたフェードは、海外のブランドが一番やりやすくできています。国内のバリカンは同じように見えてもつくりが全く違っていてやりにくさを感じます」ともコメントしている。
道具が揃ったところで、実際のテクニックも基礎編から。モデルウイッグを使いミリ単位でグラデーションを操るポイントと、「ハイフェード」「ミドルフェード」「ローフェイド」など基本スタイルのレッスンへと移行していく。
各技術を解説する講師は前出の川上氏を含めた以下の5氏。後半では実際のメンズモデルを使い、さらにフェードのだいご味を見せてくれる。
川上昌博
Masahiro Kawakami[Barber shop Apache]
http://www.barberapache.com
@barbershopapache
西森友弥
Tomoya Nishimori
MR.BROTHERS CUT CLUB
http://mr-brothers-cutclub.com
@mrpotatohead59
宮本隼輔
Shunsuke Miyamoto
MR.BROTHERS CUT CLUB
http://mr-brothers-cutclub.com
@mariokart_barber
石崎貴之
Takayuki Ishizaki
BARBER SHOP CLIPS
https://barbershopclips.shopinfo.jp
@barbertakayuki
福本将也
Masaya Fukumoto
Greedy FOX barbershop
https://www.greedyfoxbarbershop.com
@masaya__1105
やり込めばやり込むほど感じられるフェードスタイルの奥深さ。それは技術者だけでなく、お客さまサイドからも言えることらしい。そのニーズを受け止めとめながら技術を突き詰めることで、もっと攻めたスタイルを催促するメンズ客の満足度を充たす。
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